【日本代表】どうした、柴崎!? 低調な出来に終わったベネズエラ戦の前半に何があったのか

2018年11月16日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

パスミス散見、コントロールも乱れがち

ベネズエラ戦の前半、柴崎は本来の力を出し切れたとは言えず、ミスで流れを切る場面は少なくなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 中島翔哉のFKを酒井宏樹がボレーで押し込んだ39分の先制点のシーンが象徴的だった。
 
 FKの際、ボールの近くには柴崎岳がいた。てっきり柴崎が蹴るものだと思っていたが、キッカーを務めたのは、少し遅れて走り寄ってきた中島だった。
 
 両者ともキックの上手さには定評がある。森保ジャパンではたしかに中島がセットプレーを任されることは多いが、件の場面では柴崎が蹴っても良さそうな気がしたのだが……。
 
 もっとも、ベネズエラ戦の前半、背番号7のパフォーマンスは低調を極めた。"らしくない"パスミスは、少なくとも3本はあった。スルーパスも通せず、競り合いで先にボールを触っても、コントロールをしくじってピンチを招く。
 
 パスを受ける時の的確なポジショニング、3列目から飛び出す精力的なフリーランニングなど、"さすが"と思わせるプレーはあったが、それ以上に厳しい内容が目についた。
 
 クラブでは思うように出場機会を得られていないのが原因か。後半の45分間で好転のきっかけを掴めればいいのだが……。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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