【日本代表】権田修一がピッチを去る川口能活と梶山陽平に言及。「引退は悲しいが…」

2018年11月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「能活さんがこれから育てる選手が楽しみです」

トレーニングに励む権田。練習後には引退が決まったふたりについて口にした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 11月14日、日本代表は16日のベネズエラ戦(大分スポーツ公園総合競技場)へ向けて大分市内でトレーニングを行なった。
 
 練習後、この日に引退会見を行なった元日本代表のGK川口能活と、引退を発表した梶山陽平ついて語ったのはGKの権田修一だ。
 
 まず口にしたのは憧れの存在である川口との数々の思い出だった。
 
「能活さんは何回か対戦させてもらいましたし、小学校4年生の時、1997年くらいですかね、マリノスカップという大会でプレゼンターをしてくれて、『やばい川口選手だ(笑)』と思ったことを覚えています。それに僕を含めて能活さんに憧れて、低いパントキックを蹴ろうとしたり、ボールに対して飛び込むようになった選手は多いと思うんです。僕は小学校のチームが神奈川だったので、マリノスは身近で試合を観に行っていましたし、小さい頃から憧れていました」
 
 そして柔和な笑みでこう続けた。
 
「(引退会見の)記事を行きのバスの中で軽くしか読めていませんが、これからは若いGKを育てていきたいということでしたので、楽しみではあります。能活さんはワールドカップに出たひとりであり、海外移籍も経験し、J1、J2、J3でもプレーしました。オリンピックやアンダーの大会などすべてを経験しているので、能活さんがこれから育てる選手が楽しみです」
 
 
 またFC東京でともにプレーした梶山については次のように語った。
 
「梶山さんもFC東京で本当にお世話になって、代表に来るたびになんで梶山さんが代表に呼ばれないのかなと思うほどに上手かったです。一緒にやっていた選手が引退するのは悲しいですが、次のキャリアをどうされるか分かりませんが、次世代の梶山さんをどう育てるのか、楽しみです」
 
 ふたりへの想いを淀みなく話し、そして権田は気持ちを新たにした。
 
「ここ数年、羽生(直剛)選手や石川(直宏)選手ら一緒にやっていた選手が現役を引退しているので、僕らは悔いがないようにやらなくちゃいけないと本当に感じます。日本代表での時間も無駄にしたくないです」
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【日本代表PHOTO】リラックスした表情で練習に臨む選手たち!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事