キャプテン小林悠が明かしたJ1連覇の難しさ…それでも敵の川崎対策をかいくぐれたのは?

2018年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やっぱり昨年よりも今年の方が難しかった」

キャプテンとして川崎をリードしてきた小林。表彰式ではキャプテンマークを付けてシャーレを掲げた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ32節]C大阪2-1川崎/11月10日/ヤンマー長居
 
 川崎が敵地でC大阪に敗れたものの、リーグ連覇を達成した。
 
 前節の柏戦で負傷したキャプテンの小林悠は、優勝の懸かった一戦を欠場。試合後に連覇の感想を問われたエースは、自身が出場できず、また試合に敗れたこともあり、「気持ち良くはないですけど…」と前置きしたが、「シーズンを通してのことなので、今日は負けたけど優勝できる、それくらい強かったと思いたいし、素直に喜びたい」と、笑顔で語った。
 
 表彰式では、C大阪戦のゲームキャプテンを務めた谷口彰悟からキャプテンマークを手渡されシャーレを掲げたが、「やっぱりキャプテンマークを付けてもらった時はウルッときた。シャーレは重みがあったし、すごく最高の気分だった」と、優勝の味を噛み締めた。
 
 そして、2連覇を達成したシーズンを振り返ったキャプテンは、「やっぱり昨年よりも今年の方が難しかったと思う。相手が対策を練ってくるなかで優勝できたことは本当に凄いことだと思う」と、王者に対する対戦相手の警戒も強まるなかでの優勝に胸を張る。
 
 そうした対戦相手の警戒網をかいくぐれた要因を小林は次のように語る。
「やっぱり鬼さん(鬼木監督)も含めて、志が違っていたと思うし、絶対に連覇するんだという気持ちを持ってシーズンをスタートして、最後までそれを貫けたことかなと思う」
 
 ただし、連覇を達成したとはいえ、満足感に浸っている様子はない。
「一回優勝して、次の年にまた優勝するのは本当に難しいと思うけど、できればこのまま続けていって、フロンターレの黄金期じゃないですけど、常勝軍団のようなチームを作っていきたい」
 
 来季はリーグ3連覇、そしてカップ戦のタイトルにも意欲を見せる。キャプテンの視線はさらなる高みを見据えている。
 
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