キックオフ1時間前に超満員! ACL決勝の地、アザディ・スタジアムはすでに”騒音の壺”と化した盛り上がり!

2018年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアW杯のパブリックビューイングも行なわれた”要塞”

普段は”女性禁制”のスタジアムだが、ペルセポリスの女性サポーターも参加! 写真はロシアW杯時のもの。イランでも少しずつスポーツ観戦に関する女性への緩和が進んでいる。 (C)Getty Images

 AFC アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦のキックオフを控え、イランの首都テヘランにあるアザディ・スタジアムがものすごい盛り上がりを見せている。

 AFC公式アカウントが紹介した動画では、4時間前からホームのペルセポリスのサポーターが集まり始め、1時間前にはびっしりと埋まった客席から、すさまじい騒音と声が響き渡っている。
 
 AFCは8万人は入場するだろうと見込み、当日は"騒音の壺と化すだろう"と予告されていた。その数字を裏切らない数の人数が、この決戦の地に集まっているようだ。

 イラン代表の試合でも度々使用され、日本代表との試合が開催されたこともある。過去には12万人以上が殺到したという記録も残っているという。

 動画から見るに、日本から参加した鹿島アントラーズのサポーターは、2階席の一部に"隔離"されているようだ。参加者は事前に申請し、市内からは一斉に移動し、入退場もセキュリティ付きという徹底ぶりだという。

 また、普段は"女性禁制"のスタジアムだが、今日のACL決勝は女性の参加も認められたようで、ペルセポリスのユニホームに身を包んだ女性たちの姿も見られる。

 今年開催されたロシア・ワールドカップのパブリックビューイングでも女性たちの参加が認められ、世界中に喜びを以て報道された。イラン国民の8割がペルセポリスのサポーターといわれており、イラン国内でも注目度が高いようだ。

 試合開始間もないアザディ・スタジアム。これまでにないほどの"完全アウェー"で、鹿島アントラーズの悲願は、はたして達成されるのだろうか。

 試合は11日0時にキックオフされる。

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