「ヴェンゲルのミラン監督就任はない」イタリア紙がフランス誌の報道を全面否定

2018年11月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ガットゥーゾの立場は盤石ではないが…。

去就が注目されているヴェンゲル。今夏に22年の長期政権を築いたアーセナルを離れ、現在はフリーだ。(C)Getty Images

 イタリア紙がフランス誌の報道を全面否定した。
 
 事の発端は『フランス・フットボール』誌が11月5日、昨シーズンまでアーセナルの監督を務めていたアーセン・ヴェンゲルがミランと契約交渉中で、指揮官就任に近づいていると報じたことだった。
 
 ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、10月21日のインテル戦、25日にベティス戦と連敗を喫して立場が危うくなっており、直近は3連勝して持ち直したものの、再び結果でなければ去就が不透明になりかねないという状況だ。
 
 また、前アーセナルCEOでヴェンゲルとは旧知の仲であるイバン・ガジディスが、12月1日付でミランCEOに就任することがすでに決定済み。その関係性はやはり無視できないし、さらにいわゆる"飛ばし記事"が比較的少ないフランス・フットボール誌の報道だけに、世界中で話題となった。
 
 しかし11月6日、イタリアの2紙がフランス・フットボール誌の報道を否定。『ラ・スタンパ』紙は「フランスではヴェンゲルがミランの監督になると報じられているが、ここイタリアではそんな事実は確認されていない」、『トゥットスポルト』紙は「ガジディスとヴェンゲルの関係はすでに壊れている」と報じた。
 
 ちなみにヴェンゲルは最近、レアル・マドリーやバイエルンの監督就任、パリSGのスポーツディレクター就任なども囁かれている。
 
 いずれにしても、今後の展開に注目が集まる。
 
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