「あそこでなら倒せる!」鹿島に敗戦も、ペルセポリス主将は10万人収容本拠地での逆転優勝に自信

2018年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

未だ無敗の本拠地での逆転優勝へ大ベテランが自信。

判定を不服として主審に詰め寄るシーンもあったペルセポリスの面々。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間11月3日、県立カシマサッカースタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ決勝の第1レグが行なわれ、鹿島アントラーズがイランの強豪ペルセポリスを2-0と破り、通算20冠獲得へ前進した。

 序盤こそペルセポリスの力強い攻撃に押された鹿島だったが、58分にセルジーニョが先制弾を叩き込むと、70分にレオ・シルバが追加点を決めて相手を突き放し、大勢のサポーターたちが見守る前で会心の勝利を挙げた。

 試合後、鹿島が歓喜に沸いた一戦をリポートしたイランの有力紙『Teheran Times』は、「我々のペルセポリスはすでに次週の対戦に目を向けている」と綴ったうえで、チームキャプテンでジャラル・ホセイニのコメントを紹介した。

 この試合でCBとして先発フル出場を果たしていたホセイニは、「大事な第1レグを落としてしまった」と肩を落としながらも、ホームで迎える第2レグでの逆転勝利とアジア制覇へ意気込んだ。

「テヘランでの第2レグが楽しみで仕方がない。僕らはアザディ・スタジアムで大勢のサポーターたちの後押しを受けるだろうし、あそこで鹿島アントラーズを破ることができると確信している」

 36歳の大ベテランが自信を漲らせるのは当然だろう。第2レグの会場となるアザディ・スタジアムは、10万人もの収容能力があり、ホームサポーターによってスタンドが埋め尽くされた時の雰囲気は、相手チームにとって文字通りの"完全アウェー"だ。事実、その後押しもあってか、ペルセポリスは今大会ホームで負けなしである。

 20冠目を手にするべく大きく踏み出した鹿島は、完全アウェーとなることが予想されるテヘランの地で、クラブ史上初のアジア制覇を成し遂げられるだろうか?

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