【ラ・リーガ展望】ロナウド率いる絶好調バジャドリー、手負いのR・マドリーに挑む!

2018年11月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

堅守のバジャドリー、失点数はアトレティコに次いでリーグ2位

故障者/R・マドリー=ヴァランヌ(DF)、カルバハル(DF)、マルセロ(DF)、バジェホ(DF)、マリアーノ(FW) バジャドリー=ケコ(MF)
出場停止/R・マドリー=なし バジャドリー=なし

 10月28日のクラシコで宿敵バルセロナに1-5の完敗を喫したR・マドリー。ラ・リーガではここ5試合勝利がなく(1分け4敗)9位に転落し、ジュレン・ロペテギ監督を在任わずか135日で解任した。
 
 Bチームを率いていたサンティアゴ・ソラーリを暫定監督に据えて臨んだミッドウイークのコパ・デル・レイ(メリージャ戦)は4-0で勝利したものの、相手は2部B(実質3部)の格下でほとんど参考にはならない。チーム状態はどん底と言っていいだろう。
 
 決定力不足の前線とともに不安を残すのが、怪我人が続出している最終ラインだ。長欠中の右SBダニエル・カルバハルに続き、クラシコでCBラファエル・ヴァランヌと左SBマルセロが故障。レギュラー3人を欠く苦しい台所事情を強いられている。
 
 そのうえ、相手は絶好調のバジャドリーだ。マドリーとは対照的に、リーグ戦ここ6試合負けがなく(4勝2分け)、昇格組ながら6位につける快進撃を見せている。
 
 最大の強みは、セルヒオ・ゴンサレス監督が構築した堅固な守備ブロックだ。昨シーズン、ラスト7試合で勝点16を挙げて5位に滑り込み、プレーオフを勝ち抜いての"奇跡の昇格"の原動力となった守備陣を入れ替えることなく、引き続き重用したのが奏功している。

 失点の数はアトレティコ・マドリーに次ぐリーグ2位の7失点で、2節には、ピッチ状態が最悪だったことが有利に働いたとはいえ、バルサを1点に抑え込んでいる(0-1で敗戦)。
 
 そして、そのバルサ戦の8日後にバジャドリーを買収し、オーナーとなったのが元ブラジル代表FWのロナウドだ。言わずと知れた元マドリーのスーパースターは、かつてのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウでのこの一戦を観戦する予定だという。
 
 勢いそのままに、バジャドリーが手負いのマドリーから金星を挙げる可能性は十分にある。

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