「彼を止めるにはファウルしかない」中島翔哉、ポルトガル・メディアの月間ベスト11に選出!

2018年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もうナカジマに制限は無し!」全国紙は週末のリーグ戦出場濃厚と報道

ギマラエス戦、スポルティング戦での活躍が評価された中島。同メディアのベストイレブンにリーガNOSのビッグ3(ポルト、ベンフィカ、スポルティング)以外から月間ベスト11に選出されるのは非常に珍しいようだ。 (C)PORTIMONENSE SAD

 10月シリーズの日本代表戦に参加していた中島翔哉。ポルトガルに戻ったものの、10月26日に行なわれたリーガNOS(ポルトガルリーグ1部)第8節には、移動の疲労などが考慮され、出場しなかった。

 しかし、今週末の試合には「ほぼ間違いなく出場する」ようだ。ポルトガル紙『Record』が報じている。

「日本代表の試合に参加した関係で前節を欠場した中島だが、土曜日にはポルティモネンセの定位置に戻る。復帰後に少々不調があったようだが、日本人のウインガーは本拠地に戻り、トップチームのトレーニングに合流した。ナカジマにもはや制限はない!」

 また、中島は英国サッカーメディア『Goal Point』のポルトガル版が選ぶ9月、10月のリーガNOSベストイレブンに選出、そしてMVPに認定された。同メディアは「本当におめでとう、ショウヤ!」と中島の働きぶりに称賛を送っている。

「日本人の"小さな創造者"は、シーズンで最善のスタートを切った訳ではなかった。けれど、アントニオ・フォーリャ監督のゲームプランに馴染むにつれ、他に類をみないほどに成長した。彼は4ゴール・3アシスト、つまり南アルガルヴェで日本人選手が出場した試合で得た7ゴールすべてに絡んだということになる。

 中島が得た平均ポイントの『7.2』を実感するのは簡単だ。彼のプレーしている姿と行動を見守っていれば分かる。これは本当に衝撃的なことだが、スポルティング戦でみせた姿は、シーズン当初の低調ぶりを挽回するに余りある働きだった。

 彼はゴールだけではなく、アシストのクオリティも含めて対戦相手を脅かす存在だということに、ビッグ3の一角は気づいていなかった」

 また、中島を取り巻く移籍の噂についても、同メディアは「ショウヤがこれまでと同じレベルのプレーを発揮し続けるようであれば、チームは彼を拘束し続けるのは難しいだろう」と綴った。そして結びには再び、賛辞を送っている。

「創造的でアイデアにあふれたショウヤのプレーを止めるには、もはやファウルしかない。それが最も簡単な方法であり選択肢も乏しい。それでも彼は前へ進むことを止めないだろう。本当におめでとう、ショウヤ!」

 ポルティモネンセは、11月3日(現地時間)ベレネンセスとホームで対戦する。
 

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