ビッグクラブが熱視線! 南野拓実の同僚ストライカー、公式戦20試合で18ゴールの衝撃!

2018年10月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

国内リーグとELで得点ランキングのトップに。

CL予選や国内カップ戦も含めた2018-19シーズンの公式戦20試合で18ゴール・5アシスト。ダブールは抜群の決定力を発揮している。(C)Getty Images

 日本代表の南野拓実が所属するオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクで、イスラエル生まれのストライカー、ムナス・ダブールがゴールを量産している。
 
 多彩なフィニッシュパターンで得点を奪うだけでなく、ラストパスも出せる万能型のFWは、ファイナル・サードで違いを作り出し、ザルツブルクの攻撃を力強く牽引している。

 ヨーロッパリーグ(EL)では、10月25日に開催された第3節のローゼンボリ戦で2ゴールを挙げ、通算のゴール数を5に伸ばして得点ランキングのトップに。また、その3日後に行なわれたオーストリア・ブンデスリーガのLASK戦(第12節)でも1ゴールを奪ったダブールは、計8ゴールを挙げ、国内リーグの得点ランキングでも単独首位に踊り出た。

 ちなみにダブールは、これらの他に、チャンピオンズ・リーグ予選の4試合で4ゴールを叩き出し、国内カップ戦でも1試合で1ゴールを奪っている。
 
 2016-17シーズンの夏に、グラスホッパーから「スイス・リーグ得点王」の肩書きを引っ提げてザルツブルクに入団したダブールは当時、前半戦の15試合で2ゴールと結果を残すことができず、冬の移籍マーケットで古巣のグラスホッパーへレンタルで戻されてしまう。

 しかし、スイスに戻ってプレーしたその後の半年間で13試合・7ゴールと浮上のきっかけを掴み、翌シーズン以降の活躍へと繋がった。そのときのことをクラブの公式HPでこう語っている。

「スタートは簡単ではなかった。でも、マルコ・ローゼ監督から多くのことを学び、人として成長できたんだ」
 
 2017-18シーズンのダブールは、ローゼ監督の下でゴールを量産。22ゴールを奪って得点王に輝き、クラブのリーグ5連覇に貢献した。そして2018-19シーズンも、ここまではオーストリア・リーグで12戦無敗の首位、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージでは3連勝でこちらも首位と、好調のチームで前線の核として真価を発揮している。
 
 シーズン開幕前にはトッテナムやフィオレンティーナが獲得のためにスカウトを派遣したと報じられるなど、多くのクラブがこのイスラエル人FWの動向を注視している。

 今、ヨーロッパでもっともホットなストライカーのひとりから、目が離せない。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事