[J１リーグ28節]磐田１-０湘南／10月30日／ヤマハ

　３日前にリーグカップ王者となった湘南だったが、中２日で迎えたアウェー戦は０対１と惜敗した。


　台風による影響で順延開催となった28節の磐田対湘南は、34分の川又堅碁のゴールが決勝弾となり、磐田に軍配が上がった。湘南は、磐田の気迫溢れるプレッシングに押し込まれ、厳しい展開を強いられた。

　試合後、フラッシュインタビューに応じた湘南の曺貴裁監督は、ルヴァンカップを制したあとの試合を振り返り、「たまたまそういう（リーグカップ王者という）位置になったが、我々は謙虚に日々向き合って、チームを強くするというだけ。選手はよく戦ったと思う。今日はジュビロさんが非常にファイティングスピリットを出されて、勝点３を取られたということで、ジュビロさんにおめでとうと言いたい」と語り、自チームの頑張りを讃えるとともに、闘志溢れるパフォーマンスを見せた磐田も称賛した。
 

　ただ一方で、攻撃面では前半に生まれた幾つかのチャンスを逸した場面を指摘。「ゴール前でもう少し落ち着きを持って。前半はいい形で崩しているのに、最後のパスが合わなかったところがあった」と課題を挙げたが、「全部が上手くいくわけじゃない。切り替えていきたい」として、今後の戦いに目を向けた。

　湘南は勝点36に止まり、磐田に追い抜かれて14位に後退。降格圏の17位・柏との勝点差は依然３差と、予断を許さない状況だ。