「花開いた”カシマの最終兵器”スズキはクラブW杯での再戦を望んでいる」FIFA公式が鈴木優磨の活躍ぶりをピックアップ

2018年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

22歳の若きエースは、ACL決勝での活躍も期待されている

水原三星戦では得点こそなかったが、1トップで奮闘した鈴木。しなやかかつ野性的でパワフルなプレーに、FIFAも注目している。 (C) Getty Images

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10月24日、準決勝の水原三星対鹿島アントラーズの第2戦が水原ワールドカップスタジアムで行なわれ、鹿島が2戦合計6-5で勝利を収め、決勝進出を決めている。

 その鹿島において、FIFAが「重要な武器である」と評しているのが、FWの鈴木優磨だ。

「カシマはAFCチャンピオンズリーグで優勝すれば、2018年12月12日から12月22日に開催されるFIFAクラブワールドカップへ、2度目の出場を決めることになる。

 若手のエースであるユウマ・スズキがかつて足跡を残した大会だ。2年前、彼はJリーグのチャンピオンとしてクラブワールドカップに参戦し、鮮烈な印象を残した」

 以前鹿島が参加したクラブワールドカップ準決勝で南米王者のアトレチコ・ミネイロを相手にチームの3点目をマークした鈴木は、FIFAの取材に対し、海外クラブとの「クラブワールドカップでの再戦」を望んでいると答えている。

「クラブワールドカップに参加できたことは素晴らしい時間、素晴らしい経験だった。普段は対戦することがないチームとの試合はとても興奮するし、貴重な経験です。クラブの誰もが再びあの試合に挑戦したいと考えていると思います。

 得点はチームメイトたちのサポートがあってこそ生まれたもので、僕はできることをやっただけです。ただ、世界を舞台にしたステージでゴールを決められたことは本当に幸せだった。僕のそれまでのキャリアのうち、最も重要だったと思います」

 ACL決勝に駒を進めた鹿島は、11月3日、10日にイランのペルセポリスと対戦する。さすがに準決勝終盤では疲れの色を隠せなかったが、22歳のエースはさらに上を見据えている。
 
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