自分たちのサッカーを貫けるかどうか。扇原貴宏はそこに集中する。
 
　10月26日、ルヴァンカップの前日会見が行なわれ、壇上に上がった横浜の扇原は"初志貫徹"を強調した。
 
「今シーズン、どんな対戦相手であっても、やることを変えずに戦ってきました。決勝戦という舞台でも変えるつもりはありません」
 
　ポゼッションを重視し、リーグでは最多得点（53）を誇る攻撃力で相手をねじ伏せる。「F・マリノスらしいサッカーをすることが、タイトルに近づける近道であり、唯一の方法だと思う」と扇原は意気込む。
 
「ブレずに、勇気を持ってやりたい」
 
　スペクタクルに溢れるサッカーで、聖杯を掲げたい。
 
取材・文●広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）