「イタリアには少し飽きた…」本田圭佑の元監督ミハイロビッチ、アジアでの指揮に関心 

2018年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミラノ・ダービーについては「引き分けがいい」

イタリア以外の欧州、そしてアジアでの指揮に興味を示すミハイロビッチ(左)。(C)Getty Images

 若かりし頃にイタリアへ渡って活躍し、引退後に指導者へと転身してからも、キャリアのほぼすべてをイタリアで過ごした。来年2月で50歳になるシニシャ・ミハイロビッチは、新たな冒険を始めたいと感じているようだ。

 この夏、一度はスポルティングと契約しながらも、わずか数日で解任されたミハイロビッチは、イタリア衛星放送『Sky Sport』で、「イタリアの2、3チームからオファーがあったが断った」と明かした。

「イタリア国外で指揮を執りたいからだ。ヨーロッパか、アジアで新しい経験をしてみたいと思っている。イタリアには少し飽きたんだ。ただ、5、6年後には戻ってくるかもしれないけどね」

 かつてミランで本田圭佑を指導したミハイロビッチが、アジアのクラブで采配を振るうことがあるのか。今後の進展が注目される。
 
 一方で、ミランでは監督を、インテルではアシスタントコーチを務めた経験を持つミハイロビッチは、10月21日のミラノ・ダービーに向けて「有利不利は決してない。ダービーはつねに特別な試合なんだ」と述べた。

「むしろ、普段は有利とされるチームが負けるものだよ。同じレベルのチーム同士だし、美しい試合になることを願っている。私はどちらも応援するよ。どちらでも気持ちよく過ごせたからね。だから、ドローがいいかもしれないな」

 また、ミハイロビッチはセリエA全般について、「ユベントスがいる限り、他のチームのチャンスは少ない」と、絶対王者の優勝が濃厚と予想している。

「他のチームは、チャンピオンズ・リーグ(CL)の出場権を獲得できれば満足できるかもしれないね。ユベントスの次はナポリだろう。その他のポジションを争うのが、ミラノ勢とローマ勢だ。(古巣の)ラツィオも加わってほしい」

 CL出場権を含めた上位を狙ううえでも、ダービーという大一番はミラノの両チームにとって重要な一戦。ミハイロビッチがドローを望むビッグマッチは、どのような結末を迎えるのだろうか。
 
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