【2014南関東総体】代表校レポート|初芝橋本

2014年07月31日 高校サッカーダイジェスト編集部

攻守に多彩な個性を揃え、躍進の予感漂う勝負の年

初芝橋本
所在地:和歌山県橋本市小峰台2-6-1
創 立:1991年 創 部:1991年
主なOB:酒本憲幸(C大阪)、前田和哉(北九州)、室拓哉(大分)など。

「ずっと一緒にやっているんやから、力をつけてないと困る。結果が出なければ、私の3年間を返してもらわないと」と阪中監督が笑うように、勝負の年を迎えた初橋が夏の全国で勝負に出る。
 
 中心となるのは1年時から主力を張るCB永見(3年)、ボランチの渡辺(3年)、FW末吉③の縦のライン。彼らだけでなく、昨シーズンの主力も多数残っており、成熟とともに従来の堅守速攻型から、指揮官が理想とするポゼッション型へとスタイルも変化した。
 
 攻撃は、CB西岡(3年)らDF陣とボランチが巧みに絡みながらボールを動し、主導権を握りつつ敵陣へと押し込んでいく。加えて、今年から定位置を掴んだ川中(2年)、山本(2年)の両MFが持ち前のキープ力と鋭い仕掛けでアクセントをつける。サブにもロングスローを持つMF梅原(3年)、長身のFW市川(3年)など一芸を持つ選手がいるのも頼もしい限りだ。
 
 新チーム結成後は、ほぼ負けなしとここまでは期待どおりの結果を残している。「走りには自信がある」(渡辺)と鍛え抜いた運動量も夏を戦う上での武器となるはず。指揮官は「目標はひとつでも多く勝ちたい」と謙虚だが、躍進の可能性は十分にある。
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