【鹿島】昌子源がようやく戦列復帰! 気になるそのパフォーマンスは?

2018年10月14日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

これぞ昌子源というプレーを随所に披露

1対1で抜群の強さを見せた昌子。縦につけるパスも効果的だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァン杯準決勝第2レグ]横浜2-2鹿島/10月14日/ニッパツ
 
 ようやく、戻ってきた。
 
 ルヴァンカップの決勝進出を賭けた横浜とのアウェーゲーム、鹿島の昌子源がベンチ入りし、84分に途中出場から待望の戦列復帰を果たした。
 
 ロシア・ワールドカップ後の7月25日のC大阪戦で左足首を負傷。その後、回復が遅れ、3か月近くピッチから離れていたが、頼もしい男がやっと帰ってきた。
 
 結局、チームはトータルスコア3-4で決勝に進めなかった。準決勝敗退と悔しい結果に終わったなかで、数少ない好材料が、昌子のパフォーマンスだった。
 
 後方でマイボールにすれば、鋭い縦パスを前線につけて攻撃をスピードアップさせる。守備では1対1の場面を作られても、簡単に前を向かせないように間合いを詰め、狙いを定めて足を出す、あるいは身体を入れてボールを奪い取る。
 
 アディショナルタイムを含めれば、わずか10分程度の出場時間だったが、これぞ昌子源というプレーを随所に披露し、格の違いを見せつけた。
 
 完全復活への足掛かりとしては、上々の出来。チームとして"4冠"を目指していたなか、ルヴァンカップは逃したが、まだACL、リーグ、天皇杯が残っている。ひとつでも多くのタイトルを手にするために、背番号3の奮起が必要だ。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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