「もう、嫉妬ですよ」。長友をそう唸らせた“若き才能”

2018年10月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「僕が19歳の時は大学で太鼓を叩いていた」

冨安の才能を評価していた長友。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

「19歳であれだけプレーできるのは羨ましい」
 
 長友佑都がそう評価したのが、パナマ戦でA代表デビューを飾った冨安健洋である。槙野智章と最終ラインの中央部を固め、3-0の完封勝利に貢献した若きCBの才能を、このベテランDFは羨ましいというのだ。
 
「もう、嫉妬ですよ。僕が19歳の時は大学で太鼓を叩いていましたから(笑)。それと比べると、羨ましくてね。まあ、ああいう若手が出てくるのは嬉しいです。昨日のパナマ戦もワクワクしながら冨安に『良いプレーしろよ』と、『ミスしてもいいからガンガン行けよ』と試合前に言いましたけど、すごく嬉しかったです」
 
 明治大時代に怪我で試合に出られない間、スタンドで応援太鼓を叩いていた長友が当時の思い出を交えながら、冨安の才能に嫉妬。ただ、ロシア・ワールドカップでベルギー戦に敗れた翌日に「若手の台頭を望む」というニュアンスのコメントを残した長友にとって、冨安の台頭は嬉しいニュースでもあったはずだ。
 
 そうした若いパワーに刺激を受け、さらなる高みを目指す。長友からは確かな闘志が感じられた。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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