“10番”中島翔哉が移籍問題について言及。具体的な候補は「いくつかある」

2018年10月11日 サッカーダイジェスト編集部

現時点で移籍は「そこまで真剣には考えていない」が…

2年目を迎えたポルティモネンセで、今季から背番号は「10番」に。先日の強豪スポルティング戦では、2ゴール・2アシストとチームの全得点にからむ大活躍を見せ、4-2の勝利に貢献した。写真:ムツ・カワモリ

 コスタリカに3-0と完勝した9月シリーズに続き、パナマ、ウルグアイと対戦する10月シリーズでも、「背番号10」を託された。
 
「(10番は)今まで本当に良い選手が付けてきたと思うので、そこはしっかり理解しなくてはいけない」
 
 9月シリーズの時、中島翔哉は日本代表の10番の"重み"についてそう語っていた。ただ、コスタリカ戦での活躍はもとより、クラブシーンでもポルトガルで目覚ましい活躍を披露し、本人が言う"本当に良い選手"になっているのは間違いない。
 
 欧州の移籍マーケットでも注目銘柄のひとりに挙げられ、評価もうなぎ上りだ。現地紙では特集記事が組まれ、そのなかでチアゴ・ピメンテル記者は以下のように記している。
 
「今年4月に『ショウヤ・ナカジマが2000万ユーロ(約26億円)でレアル・マドリーに移籍?』という記事が南アルガルヴェの地方紙で報道された。その当時は完全なジョークだと捉えられていたが、今となっては、それが『非現実的だ』とは言えなくなっている」
 
 では、当の本人は移籍についてどう思っているのか。一時期、騒がれたポルト移籍については「そういった噂が出るのは注目してもらっている証拠。すごく良いこと」と言いつつ、所属するポルティモネンセからのステップアップに関しては「今はそこまで真剣には考えていません」ともいう。
 
 だからといって、現状に満足しているわけでもない。「もちろん将来、行きたいチームはあります」と、心の奥底には確かな移籍願望を秘めている。
 
 具体的な候補は「いくつかある」。重視するのは「そのチームがどういうサッカーをするか、楽しくサッカーができるかどうか」であり、「もし、そうした候補のチームからタイミング良く声が掛かれば、移籍すると思います」と明言する。
 
 次代の日本サッカーを担うべきアタッカーの動向から目が離せない。
 
協力●豊福 晋

【日本代表PHOTO】キリンチャレンジカップ2018、パナマ・ウルグアイ戦に向けた招集メンバー23人
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