「見ていてくれた監督に感謝」 ドルトムントの18歳サンチョ、イングランドA代表入りの喜びを語る

2018年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「デビューできれば、最大の夢が叶う」

サウスゲイト監督(左)が「ファイナルサードでのプレーがクリエイティブ」と絶賛したサンチョ。驚異の18歳は、ドイツで得たものを母国に還元できるか。 (C) Getty Images

 イングランド代表は10月13日(現地時間)にクロアチアと、16日にはスペインと、それぞれUEFAネーションズ・リーグで対戦することになるが、それに向けてのメンバーで話題になったのは、21世紀生まれとして初の招集を受けた18歳のジェイドン・サンチョだった。
 
 ドルトムントでプレーする若きFWは、ここまで公式戦10試合に出場し(先発出場は3試合)、1得点7アシストと活躍。これまで各年代の代表に名を連ね、昨年のU-17欧州選手権では最優秀選手に選出されたが、今シーズンのドイツ国内外での活躍により、"飛び級"でA代表入りを果たした。
 
「僕はまだ若いし、色々なことを学んでいる途中だから、(A代表選出には)とても驚いたよ。僕のブンデスリーガでの成長ぶりを見ていてくれた(ガレス・)サウスゲイト監督には、とても感謝している」(『FourFourTwo』より)
 
 そう語ったサンチョは、招集の知らせを受けた時の様子も明かしている。
 
「その時、僕はトレーニングの最中だった。知らせを受けるとすぐに、両親に電話したんだ。もちろん、すごく喜んでくれた。その日の僕は、ずっと笑顔だったよ」
 
 もしサンチョがクロアチア戦でピッチに立つと、イングランド代表史上で10番目に若いデビューになるという。
 
「子どもの頃から、国のためにプレーすることが夢だったんだ。僕のような若い選手にとって、それはとても大きなことだよ。家族にとってもね。もしクロアチア戦でデビューできれば、最大の夢が叶うことになる。これ以上は何も望むべくもないほどにね」
 
 喜びを包み隠さずに語るサンチョだが、「今後も一生懸命にトレーニングに励まないといけない」と、浮かれる様子はない。スリーライオンズの一員としてピッチに立ち、ドルトムントでの時と同じように躍動し、決定的な仕事を披露できるか。イングランド代表に新たな興味と楽しみが増えたと言えよう。
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