チェルシーで幸せ、でも夢はマドリー。アザールが揺れる胸中を激白「移籍したい時もある…」

2018年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1月には28歳になる…」

チェルシーで好調を維持しているアザール。そんなブルーズの大黒柱が去就に関して自ら語った。 (C) Getty Images

 チェルシーのエデン・アザールは、ベルギー代表がベスト4入りと躍進したロシア・ワールドカップ後、レアル・マドリーへ移籍する考えを仄めかしていたが、最終的に考えを改めて残留した。

 そんなアザールは、今シーズンに就任したマウリツィオ・サッリ監督の下で、絶好調。第8節を消化したプレミアリーグで7得点・3アシストと、ほぼすべての試合で、ゴールかアシストを記録している。

 当然、アザールはチェルシーでの現状に満足しているだろう。ただ一方で、以前から公言しているマドリーでプレーする夢も諦めてはいないようだ。

 英紙『Guardian』の取材に応じたアザールは、今夏にチェルシーとの関係を拗らせ、マドリーへ去ったティボー・クルトワのような形での退団は「望んでいない」と話し、さらに揺れる胸中を明かした。

「僕は自分だけじゃなく、クラブにとっても良いことを望んでいる。このクラブは僕にすべてを与えてくれたからだ。『契約を延長する』と言って、結果的に延長しないようなことにはしたくない。朝、目が覚めた時に、移籍したいと思う時もあれば、残りたいと思う時もある。難しい決断だよ。僕の未来に関することだ。1月には28歳になるしね」

 当人も認める通り、さらなるビッグクラブへの移籍をする時間は限られつつある。それだけにアザールは、「だからこそ、W杯後に移籍するタイミングだと思うと言ったんだ」と続けている。

「今は本当に良いサッカーをすることができている。マドリーは世界最高のクラブだ。ウソはつきたくない。子どものころからの夢だった。あのクラブを夢に見ていたんだ。様子をみよう。毎日この件について話したくはない。時間はないんだ。でも、近いうちに僕の未来について話し合うだろう」

 いま、確かなのは、トロフィーの有無でアザールが将来を決めるわけではないということだ。では、何を望んでいるのか?

「トロフィーじゃないんだ。もちろん、プレーしていれば勝利を望むものだけど、僕はただピッチで楽しみたいのさ。今のようにね。そうすれば、僕は幸せなんだよ」

 チェルシーとの現行契約が2020年6月までのアザールは、最終的にどのような決断を下すのだろうか。

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