本田圭佑がオーストラリアで初ゴールを記録! しかし地元紙は「失望で試合を終えた」とチクリ、サポーターも不安を露わに

2018年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

テストマッチで主将、そしてPKを任された本田

開幕に向けて、本格的な実戦を始めたメルボルン・V。本田はキャプテンを任されるなど、チームの軸として期待されている。 (C) Getty Images

 10月5日(現地時間)、オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーは、ニュージーランドのチーム、ウェリントン・フェニックスと、シーズン前のテストマッチを行なった。メルボルン・Vは、本田圭佑をキャプテンに据えて臨み、本田はPKによる初ゴールを記録。しかし、ウエリントンのFWロイ・クリシュナにハットトリックを決められ、試合は1-3で敗れている。

 オーストラリア地元紙の『The Sydney Morning Herald』によれば、試合の大半はウェリントンのペースで進んでいたが、メルボルン・Vは本田圭佑のゴールで1点を返したのだという。

 現地での初ゴールとなったPKは、CFでプレーしていた元スウェーデン代表のオラ・トイボネンが相手DFにペナルティエリア内で倒され、獲得したものと説明されている。

 そして同紙記者のミシェル・リンチ氏は、「本田は前掛かりになりつつも細かいステップの後、ゴール左に流し込むシュートを放った。ゴールキーパーは右に飛んでしまい、ボールは簡単にネットを揺らした」と本田のゴールを称賛。試合中、本田はFKも任されていたようで、すでにチームの"軸"として君臨していたとも綴られている。

 だが、試合に敗北したことについては、落胆を隠していない。

 「日本人のスーパースターはキャプテンマークを腕に巻き、PKで得点をチームにもたらした。しかし、その影響力はチームメイトたちを勝利させるには及ばす、失望のまま試合を終えた。彼らは、観客たちに勝利をプレゼントすることはできなかった」
 また、Aリーグの公式メディアも本田の初ゴールを紹介し、称えつつも、チームとしての準備不足を指摘している。

「前シーズン王者であるメルボルン・Vのタイトル防衛は2週間経たないうちに始まり、メルボルンのライバルである、メルボルン・シティーとのダービー戦で幕を開ける。

 監督のケビン・マスカットはこの短い期間で守備を修正し、デビューした面々をまとめあげなければならない。メルボルン・Vのファンは、日本から来た32歳に期待している。彼は連覇に欠かせない重要人物であり、このゴールが、その約束を果たすための第一歩であることを願うだろう」

 メルボルン・Vの公式ツイッターは本田のゴールを紹介し、「クールなゴール! 本田圭佑はウェリントン・Fとの対戦でゴールを決めた」と喜びの声を上げている。これに対して地元サポーターは「それはいいけれど3失点してる」「最終スコアが1-3じゃ喜べない」といった冷静なコメントを寄せていた。

 メルボルン・Vの開幕戦「メルボルン・ダービー」は20日夕方に行なわれる。

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