「最高にクール」「男の中の男」CL初得点を挙げたクライファート息子の心温まるゴールパフォーマンスが話題!

2018年10月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

自身と同じ34番のユニホームを掲げ…。

CL初出場で初得点を挙げたクライファート。ゴール後のパフォーマンスが話題に。(C)Getty Images

 10月2日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ2節のプルゼニ戦で、CL初出場・初得点を飾ったローマのユスティン・クライファートのゴールパフォーマンスが話題を呼んでいる。
 
 3点リードで迎えた73分だった。右サイドから飛び出したジェンギズ・ウンデルが技ありのシュート。プルゼニのGKマトゥーシュ・コザーチクが弾いたところにクライファートが詰めて、ダメ押しの4点目を奪取する。
 
 すると、元オランダ代表のエース、パトリック・クライファートを父に持つ俊英は、ベンチに置いてあった一枚のユニホームを両手に掲げて、喜びを表現した。
 
 その自身と同じ34番のユニホームにつけられていた名前は、「NOURI」。そう、アヤックス時代のチームメイトで、17年7月に試合中に倒れて昏睡状態となったアブデラク・ヌリに捧げたものだった。
 
 そもそも、この夏にアヤックスからローマに移籍したクライファートが34番という大きな番号を選んだのは、ヌリが纏っていたナンバーだったからだ。試合後(ローマが5-0で勝利)には、次のようなコメントを残している。
 
「このゴールを親友のヌリに捧げたい。彼はとても大変な経験をしたんだ。僕の心はいつもヌリとともにある」
 
 この心温まるパフォーマンスには、「最高にクール」、「男の中の男」、「尊敬すべき行為」といったコメントが寄せられている。
 
 ちなみにクライファートは、この移籍後初ゴールで、クラブのCL最年少得点記録、他国のクラブに在籍するオランダ人が挙げたCL最年少得点記録という2つのレコードを更新している。
 
 イタリアの地で活躍する親友からのメッセージに、現在は意識を取り戻し、病室で療養しているヌリは勇気づけられたはずだ。
 

次ページクライファートの心温めるゴールパフォーマンスはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事