復調傾向のトッテナム、バルサとの相性は? ローズは「勝たなければいけない試合」と意気込む

2018年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

近年のバルサはイングランド勢に強いというデータも。

着実に調子を上げているトッテナム。ローズ(背番号3)も、現地時間の10月3日に開催されるバルサ戦を「勝つべき試合」と位置付けている。(C)Getty Images

 トッテナムはプレミアリーグ第7節でハダースフィールドに敵地で2-0と勝利した。一時は公式戦3連敗で危機が騒がれたが、その後公式戦3連勝と盛り返している。

 チームが次に目指すのは、チャンピオンズ・リーグ(CL)での巻き返しだ。次節はホームに強敵バルセロナを迎えるが、開幕戦でインテルに敵地で1-2と逆転負けを喫しただけに、DFのダニー・ローズはバルサ相手にも「勝点3が必要」と訴えた。

 英公共放送「BBC」によると、ローズは「インテル戦の結果には僕らみんなが落胆している」と、CLでの白星奪還に意気込んでいるようだ。

「僕たちは勝たなければいけない。それは十分に認識しているよ。僕らはやれることを示してきた。今は内容が悪くても勝っている」
 
 相性は決して良くない。「BBC」によると、トッテナムが欧州の舞台でバルサと戦うのはこれが3戦目らしく、1982年4月のカップウィナーズカップ準決勝では、2戦合計1-2で敗れている。

 またバルサは、CLでのイングランド勢との対戦で、直近11試合のうち1試合にしか負けていない(8勝2分1敗)。マウリシオ・ポチェティーノ監督がエスパニョールを率いていた時代のバルサ戦の成績も、9試合を戦って1勝3分5敗と大きく負け越している。

 バルサの大エース、リオネル・メッシは、20得点・6アシストをマークするなど、他リーグのチーム以上にプレミア勢を得意としている。逆に、トッテナムのエースであるハリー・ケインは、CLでの11試合で9得点を記録しているが、ホームであげたのはわずか3点だけだ。

 もっとも、悪いデータばかりではない。例えば、トッテナムが直近12試合のCLのホームゲームで7勝1分け4敗という好成績を残しているのに対し、バルサはCLにおける直近7試合のアウェーゲームで1勝3分3敗と苦戦を強いられているのだ。

 イングランド遠征では、昨シーズンにチェルシーと引き分け、一昨シーズンはマンチェスター・シティに黒星と、2試合連続で勝てていない。

 なによりバルサは、直近のラ・リーガで2分1敗と3戦連続で白星から遠ざかっている。復調しつつあるトッテナムは、調子を落としているバルサを倒すことができるだろうか。
 
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