【神戸】リージョ新監督がコーチとして初のベンチ入り!実質初采配となった鹿島戦で採用したシステムは…

2018年09月29日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

注目のシステムは4‐4‐2!

コーチとしてベンチ入りしたリージョ監督。しかし、まさかの5失点で敗戦する結果に…。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 9月29日、J1リーグ28節が各地で開催され、ノエビアスタジアムでは神戸と鹿島の一戦が行なわれた。

 神戸はイニエスタが前節の浦和戦に続いて負傷欠場となったが、注目を集めたのは17日に新監督へ就任したファン・マヌエル・リージョ氏だ。

 マンチェスター・シティを率いるジョセップ・グアルディオラ監督の師としても知られる神戸の新指揮官。しかし、監督登録が間に合わずに前節の浦和戦はベンチ入りを果たせなかった。今週も手続きが完了できずに鹿島戦の指揮を執れないと見られていたなかで、コーチとして林健太郎暫定監督を助太刀する形でベンチ入り。どのようなサッカーを見せるか、智将の手腕に熱視線が注がれた。
 イニエスタ不在に加え、これまで主軸として活躍してきた郷家友太もベンチから外れた布陣で、選択したのは中盤をボックス型にする4-4-2だ。GKにキム・スンギュ、最終ラインは左からティーラトン、渡部博文、大﨑玲央、三原雅俊を起用。ボランチは三田啓貴、藤田直之、2列目は左に古橋亨梧、右に藤谷壮を並べた。そしてFWはウェリントンが最前線に張り、その周りをポドルスキが自由に動く可変的な2トップとなった。

 しかし、チームは思うように機能せず、試合は前半だけで2失点。後半の頭にもGKキム・スンギュのミスから1失点を喫すると、さらに2失点を喫して0-5で敗れた。神戸はこれで5連敗と苦境に陥っており、リージョ氏がどのような策で巻き返しを図るのか注目だ。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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