【セルジオ越後】11月のキルギス戦は東京五輪を見据えた強化の場にできないだろうか

2018年09月28日 サッカーダイジェスト編集部

OAで起用できそうな選手も上手く組み合わせて

11月のキルギス戦は、相手との実力差を考慮して堂安や伊藤ら五輪代表候補メインのチームで戦うのも興味深い。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 2試合が予定されている森保ジャパンの11月シリーズで、11月20日に豊田スタジアムで行なわれるゲームの相手は、キルギスに決まったね。
 
 今年からヨーロッパの国同士がリーグ戦を戦うネーションズリーグが始まったことで、国際Aマッチウイークにヨーロッパのチームとなかなか対戦しにくくなってきた。こうなると、テストマッチの相手が限られてくるのは仕方がないことだ。
 
 キルギスは間違いなく格下だ。強化試合の相手としては少々物足りないかもしれないけど、それならば思い切って五輪代表候補メインのチームで臨むのはどうか。
 
 同時期にU-21代表はUAEで開催される国際親善大会に参加することは知っている。森保監督はA代表とU-21代表の監督を兼任しているから、UAEでの大会は代行監督を立てるようだけど、うまく若手メンバーをばらけさせて、キルギス戦は東京五輪を見据えた強化の場にできないだろうか。
 
 国際Aマッチウイークではリーグ戦も中断するから、選手を集めやすい。そこで森保監督が理想とするメンバーを揃えて戦う。貴重な経験になると思うんだけどね。オーバーエイジで起用できそうな選手も上手く組み込ませられればなおベターだ。
 
 無謀な試みかもしれないけど、兼任監督だからこそできるキャスティングでもある。10月シリーズではどんな選手が選出されるか分からないけど、A代表とU-21代表、両チームはまだまったく別のチームのような感じがする。兼任監督の下、世代交代を考えても、もっとミックスさせてもいいと思うんだ。

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