リバプールが止まらない! サウサンプトンに完勝してプレミア6連勝で次節の大一番へ弾み

2018年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半の3発で試合を決める!

シャキリ(23番)を始めとする攻撃陣が躍動して前半で雌雄を決したリバプールが怒涛のプレミア6連勝をマークした。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ制覇を目指すレッズ(リバプールの愛称)の勢いが止まらない。

 シーズン開幕前に総額1億6000万ポンド(約225億6000万円)をかけて超大型補強を敢行し、開幕から公式戦6連勝と文字通りのロケットスタートを切ったリバプールは、本拠地アンフィールドにサウサンプトンを迎えたプレミア第6節でも自信に満ちたプレーを披露する。

 均衡を破ったのは波に乗るリバプールだ。10分にシャキリが左サイドからカットインしてシュートを放つと、これがピンボールのように相手のロング、そしてフートに当たってゴールネットへ吸い込まれた。

 ラッキーなオウンゴールではあったものの、移籍後初先発のシャキリの仕掛けから先制点を奪ったリバプールは、より攻勢を強める。そして、サウサンプトンが完全に守勢に回った21分、右CKからアレクサンダー=アーノルドが蹴った絶妙なボールをファーサイドでマティプがヘディングでねじ込んで追加点を奪った。

 リバプールの攻撃力を警戒して5バック気味の守備的布陣で臨んだサウサンプトンだったが、それをあっさりと破られたことにより、攻守のバランスを失って反撃の糸口を全く見出せずに停滞した。

 守勢に回る相手を尻目に、ホームの大声援の後押しを受けて、俄然、勢いに乗るリバプールは、前半のラストプレーでダメ押し点をゲットする。シャキリのFKがクロスバーに当たった後のこぼれ球をサラーが押し込んだのだ。

 迎えた後半、3点をリードするリバプールは、開始と同時に前半の殊勲者シャキリを下げ、ミルナーを投入すると、あえて相手にボールを持たすような戦術に変更して臨んだ。

 対するサウサンプトンは、何とか一矢報うべく、右サイドのレドモンドを起点とした素早い攻めを展開しようと画策するも、運動量豊富なミルナーを投入してタフさの増したリバプール守備陣を前に精彩を欠いて目立った場面を創出できないまま……。79分には巨漢FWオースティンを入れるも単調な攻めに終始して時間だけを失っていった。

 試合巧者ぶりを如何なく発揮したリバプールは、その後も危なげなく試合を進行して、最後まで大きなピンチを迎えることなく相手をシャットアウト。堂々の快勝劇で、1990-91シーズン以来となる国内リーグ開幕6連勝を記録して暫定ながら単独首位に浮上した。

 はたして、この勢いはどこまで続くのか? 次節、リバプールはチェルシーとの大一番を迎える。

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