C・ロナウドを退場させたドイツ人主審は過去に「世紀の大誤審」を犯していた!

2018年09月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ゴールの外側から入ったシュートを…。

C・ロナウド(右)にレッドカードを提示したブリッヒ主審(左)。13年には、ネットの外側を通ったシュートをゴールと認定する大誤審を犯している。 (C)Getty Images

 9月19日(現地時間)に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のバレンシア戦で、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドがCLでは自身初の一発退場となった一件が、物議を醸している。
 
 29分、C・ロナウドは自身と交錯して倒れ込んだバレンシアのCBジェイソン・ムリージョの頭部を触り、早く立ち上がるように促すような仕草を見せた。これをきっかけに、両軍が揉み合いに……。フェリックス・ブリッヒ主審は、追加副審に助言を求めたうえで、C・ロナウドにレッドカードを提示した。

 この無情の判定にポルトガル代表FWは怒りを隠し切れず、最後は涙を浮かべながらピッチを後にした(試合は2-0でユベントスが勝利)。

 この判定には賛否両論が渦巻いたが、「髪の毛を引っ張ったわけではない」「イエローカードが妥当」「レフェリーの判断ミス」と、どちらかと言えばブリッヒ主審の判断に否定的な意見が少なくない。
 
 2016-17シーズンのCL決勝(レアル・マドリー対ユベントス)を捌き、ロシア・ワールドカップでもスイス対セルビア戦で笛を吹くなど、数々の大舞台を経験しているこのドイツ人主審。実は、過去にとんでもない誤審を犯している。
 
 13-14シーズン、ブンデスリーガ第9節のホッフェンハイム対レバークーゼン戦でのことだった。70分、レバークーゼンのシュテファン・キースリンクが放ったヘディングシュートは、わずかに枠を外れる。
 
 ボールはネットの外側を揺らしたものの、なんとネットに穴が空いていたため、ゴールマウスの中へ入ってしまった。すると、あろうことかブリッヒ主審は、これをゴールと認めたのだ。このミスジャッジは「世紀の大誤審」として、世界中で大きな話題となった。
 
 それ以降も、とりわけブンデスリーガでは不可解な判定が時折あり、"トラブルを起こしやすい"レフェリーとして知られている。
 
 今回のレッドカードは、追加副審の助言を聞いたうえでの判断だったとはいえ、最終決定を下したのは、あくまでブリッヒ主審。またしても、大論争を巻き起こしてしまった……。

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