「弟を壊したいだけ。恥ずべき」 C・ロナウドの姉が退場の判定に激怒! 元審判からは誤審との指摘も

2018年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

バレンシアOBも判定に首を傾げる。

CL初の退場処分を食らったC・ロナウド。その厳しすぎる判定には関係者の間でも疑問の声が上がっている。(C)Getty Images


 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは9月19日、チャンピオンズ・リーグのバレンシア戦で29分に一発退場となった。

 C・ロナウドはバレンシアCBのジェイソン・ムリージョが交錯した際にピッチに倒れると、ダイブするなと言わんばかりにムリージョの頭部に触れた。これを機に両軍がもみ合い、主審は副審と話し合った末、C・ロナウドにレッドカードを提示。背番号7は怒りを露にし、涙を見せてピッチを去った。

 ドイツ人のフェリックス・ブリッヒ主審のジャッジは議論を呼び、一部関係者からも疑問の声が上がっている。

 サッスオーロのケビン=プリンス・ボアテングはツイッターで、「レッドカード…なぜ?」とコメント。元イングランド代表のリオ・ファーディナンドは「異議を申し立てるべき」と述べた。また、バレンシアOBのサンチャゴ・カニサレスも「退場と判定するには十分でなかった」との見解を示している。

 ましてや、C・ロナウドに親しい人であれば、判定に納得がいかないのは当然だ。姉のカティアさんは「サッカーにとっての恥。正義はなされるわ。私の弟を壊したいのだろうけど、神は決して眠らない。恥ずべき」と激怒した。
 
 C・ロナウドはなぜ退場になったのか。イタリア衛星放送「Sky Sport」は、副審の唇の動きから、主審に「髪だ」と伝えたと報道。主審から退場に値するか問われた副審は「そうだと思う」と答え、その後主審が同じ質問を4回繰り返したが、副審はつねに「イエス」と答えたと伝えている。

 だが、『Sport Mediaset』では、元主審のグラツィアーノ・チェーザリが「何もしていない」と述べ、C・ロナウドは"無罪"だと指摘した。

「ムリージョが倒れ、C・ロナウドは頭に触れて起きろと合図した。髪を引っ張ってはいない。ムリージョは突然立ち上がった。芝居のように。主審は副審を信頼したが、副審が間違えた」

『Sport Mediaset』のアンケートでは、2万人強のユーザーのうち、88%と大半が「せいぜいイエローカード」と、退場は妥当な判定ではなかったと回答している。「妥当」としたのは12%だけだ。

 レッドカードが出されたことで、C・ロナウドが次節のヤングボーイズ戦で出場停止となるのは確実。だが、処分が2試合、3試合となれば、古巣マンチェスター・ユナイテッドとの試合にも出られないことになる。

 CLでは初めて退場となったC・ロナウドは、オールド・トラフォードに戻ることができるのか。UEFAの裁定が注目される。
 

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