「ムトウを先発で使え!」ニューカッスル地元紙が日本代表FWを強力プッシュ!

2018年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

チーム低迷で吹いてきた追い風にうまく乗れるか

継続的に出場機会を得ている武藤だが、いまだリーグ戦の先発はなし。週末のC・パレス戦での抜擢登用に期待がかかる。(C)Getty Images

 プレミアリーグで不振が続いているニューカッスル・ユナイテッド。先週土曜日のアーセナル戦でも1-2の惜敗を喫し、5節を終えて1分け4敗の17位と低迷している。
 
 それでも、地元紙『Newcastle Cronicle』は5試合中4試合が昨シーズンのトップ6が相手で日程に恵まれていないだけ、チーム状態はかならずしも悪くないとポジティブに捉えており、ラファ・ベニテス監督も「僅差で試合を落としてしまっているが、パフォーマンスが上がってきているのは間違いない」と手応えを口にしている。
 
 とはいえ、スタメンの構成などにはテコ入れが必要だろう。そう考えているのが地元メディアの『Newcastle Toons』で、「次のクリスタル・パレス戦ではこの5人を先発起用せよ」と銘打った特集記事を掲載している。そのなかで、武藤嘉紀を強力にプッシュしているのだ。

 
 同メディアはサロモン・ロンドン、ジョンジョ・シェルビー、フェデリコ・フェルナンデス、マシュー・リッチーの4選手とともに、武藤の存在が起爆剤になると考えている。
 
「夏の補強、最大の目玉であるヨシノリ・ムトウはいまだ移籍金900万ポンド(約13億5000万円)の価値を示していない。だがそれは、彼の競争相手であるアジョセ・ペレスも同様だ。パフォーマンスは低調で、さしたる結果を残してはいない」
 
 そのうえで、同じく夏の新加入であるエース候補ロンドンとの相性に言及している。
 
「調子が上がっているロンドンを先発で起用するなら、ムトウとのセットがベストな選択となる。日本人ストライカーの早いテンポと高度な機動性能はロンドンとの相性がきっと良く、お互いの得点力を引き出し合えるはずだからだ。ロンドンと2トップで並べるか、あるいはその背後に置くか、どちらでも機能するだろう」
 
 今シーズンの武藤はここまでリーグ戦4試合に出場して56分間プレー。いまだ得点には絡んでいないが、『Newcastle Cronicle』紙もまたスタメン起用を待望しており、サポーターしにてもより長いプレータイムを求めている。
 
 チームの低迷で吹いてきた追い風にうまく乗っていけるか。注目のC・パレス戦は、9月22日土曜日の開催だ。
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