【鹿島】「“点”じゃなくて“線”」鈴木優磨の決勝点をアシストした西大伍の確かなイメージ

2018年09月14日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「上げた後にあっちが合わせるみたいな」

土居の先制点に続き、鈴木(9番)の決勝点もアシストした西(22番)。多彩なクロスで勝利の立役者に。写真:徳原隆元

[J1リーグ26節]鹿島 2-1 湘南/9月14日/カシマ
 
 劇的な決勝ゴールだった。1-1で迎えた90+1分、西大伍のクロスから鈴木優磨が豪快なヘディングシュートを突き刺してみせる。
 
「優磨が勢いを持って入ってくれるので。そういうふうになると上げやすいですね」
 
 鈴木の動き出しを見て、西は「だいたい、あのへんに、という感じですね」と右足でボールを放り込んだ。
 
 ただ、"だいたい"というアバウトな表現とは裏腹に、西には確かなイメージがあった。
 
「優磨が(ゴール前に)入っても、最近は止まっていることが多かったけど、ああやって後ろから入ってくれると、"点"じゃなくて"線"でこっちも合わせられる。上げた後にあっちが合わせるみたいな」
 
 49分には柔らかいクロスで土居聖真の先制点をお膳立てしている西は、今度は球足の長いボールを正確に供給し、勝点3を引き寄せるゴールを演出してみせた。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【鹿島 2-1 湘南 PHOTO】激しい攻防が続いた試合の決着をつけたのはエース鈴木!

【鹿島の新時代を担う安部と町田をクローズアップ】
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事