6戦12発、名古屋のジョーが止まらない!自身が明かした絶好調の理由は?

2018年09月01日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

磐田戦は2ゴール・2アシスト!得点量産の要因はコンディションと…

カウンターの起点としても機能しているジョー。リーグ後半戦は動き出しの良さが目立っている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ25節]磐田1-6名古屋/9月1日/ヤマハ
 
 ジョーの勢いが止まらない。
 
 9月1日に行なわれたJ1リーグ25節の磐田戦。ジョーが本領を発揮したのは、後半に入ってからだった。

 55分に前田直輝がチームの2点目を奪って迎えた68分。ジョーは和泉竜司のゴールをお膳立てすると、70分には前田のラストパスから左足で難なくネットを揺らした。

 これで勢いに乗った背番号7は、86分にガブリエル・シャビエルの得点をアシスト。迎えた90分にはGKカミンスキーのミスパスをさらって、この日2点目となるゴールを決めたのだ。
 
 2得点・2アシストの活躍で7年ぶりの7連勝に貢献したジョー。直近6試合のリーグ戦で12ゴールを挙げており、元ブラジル代表の肩書が伊達ではないことを証明している。
 
 試合後、ジョーは「いつも言うことなのですが、チームの勝利につながるプレーが第一目標なので、今日も貢献できて嬉しい」と、充実した表情でチームの勝利を喜んだ。

 そして、自身のゴール量産について尋ねられると、全体練習以外に取り組んできたメニューの成果を強調した。
 
「連戦中はトレーニングする時間があまりない。そのなかでプラスアルファのトレーニングをしたことで自分の実力やコンディションが上がってきている。名古屋グランパスのトレーナーはプロフェッショナルで素晴らしい方たちばかりなのも大きい」
 
 ジョーは状態を上げるべく、トレーナーと2人3脚でトレーニングに励んできた。その効果がゴール数に繋がっているというのだ。
 
 ただ、調子が上がるだけで、得点を量産できるわけではない。そこでジョーは好調の要因をもうひとつ挙げた。カウンター精度の向上だ。
 
「チーム全体でカウンターの精度が凄く成長したなと思っている。リーグ前半戦はチームでボールを持つ時間が多かったが、カウンターが上手くいかなくて勝てなかった。本当に後半戦は守備のところをやって、カウンターも成長してきている。それはすべて風間監督のおかげだと思います」
 
 心身ともに充実するストライカーは、さらにゴールを量産する気配を漂わせている。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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