まるで本田圭佑!? CSKAモスクワ移籍の西村拓真が「夢はワールドカップで優勝すること」と"先輩"に追随

2018年09月01日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「そこは譲れなかったので、即決でした」

CSKAモスクワへ移籍する西村。清水戦後に壮行セレモニーを行なった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 ロシアのCSKAモスクワへの完全移籍が発表された西村拓真が、9月1日の清水戦後(2-1)にユアテックスタジアム仙台でメディア対応を行なった。
 
 まず西村は今回の移籍に際し、渡邉晋監督などのスタッフ陣、仙台の関係者、そしてサポーターへ感謝の気持ちを述べた。
 
「多くの方々に応援されて、出させてもらって、応援を頂いて、自分は幸せだなと思います。思っていた以上に温かく送ってくれて凄く嬉しかったです」
 
 そして、電撃的に決まったCSKAモスクワへの移籍については、次のように語る。
 
「正直、オファーを頂いた時に、そこまで悩む時間はありませんでした。個人として上に行きたいという気持ちがあったので、チームには迷惑をかけますけど、そこは譲れなかったので、即決でした」
 そのほか海外移籍について「簡単に行くほど甘くない世界」と述べるなど、冷静に話しを進めたが、日本代表についての想いを聞かれると、こんなコメントを残した。
 
「小さい頃からずっと(なりたいと)思っていますし、ワールドカップで4年後に活躍するために、今回の挑戦を決めました。やっぱり高いレベルでやっていくことが代表で活躍できる要因だったので、ずっと代表は意識しています」
 
 さらに西村は、報道陣から「海外でのプレーは夢が叶いましたか?」との質問に、こう切り返した。
 
「まあ、夢はワールドカップで優勝することなので。そこに向けて、また一からやりたいです」
 
 2010~13年にCSKAモスクワに所属し、ビッグマウスでも知られる本田圭佑も「ワールドカップの優勝」を何度も口にしていた。西村の真剣な眼差しからも強い意気込みが感じられた。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事