【横浜】「あそこはウーゴの判断」久保建英が振り返る開始8分のチャンス

2018年08月30日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

この状況を作り出したのは久保自身だった

この日は決定的な仕事に絡めなかった久保だが、精力的なディフェンスや巧みなポジショニングで奮闘した。写真:金子拓哉(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・18節]横浜1-2清水/8月29日/日産ス
 
 ドゥシャンのゴールで先制した後の、開始8分のチャンスだった。
 
 相手のペナルティエリア内、ボールをキープするウーゴ・ヴィエイラに相手DFが集中する。すぐ近くには久保建英がほぼフリーでスタンバイ。パスが出てくれば、というシーンだったが、結局、H・ヴィエイラは自ら目の前の敵を抜きにかかり、だが止められてチャンスは潰えた。
 
 この状況を作り出したのは久保自身だった。高い位置での果敢な守備でボール奪取に成功。すぐさまH・ヴィエイラに預けて、自らもゴール前に侵入した。
 
「早い時間帯で、まだ体力もあって、(ピッチも)ちょっとスリッピーだったので、(相手に)ミスがあるかなと思って。結果、良い形でボールを取れた」
 
 パスが出てこなかったことに関しては、「あそこはウーゴの判断なので。自分が特に言うことはないです」と振り返る。
 
 直後、ふたりはハイタッチ。このシーン以外でも、久保とH・ヴィエイラは感覚が近いのか、息の合ったパス交換を見せることもあった。久保も「お互いコミュニケーションが取れるっていうのは大きい」と語る。
 
 この日の久保は1・5列目で先発し、56分に途中交代。精力的なディフェンスや巧みなポジショニングは見せたものの、決定的な仕事には絡めなかった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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