海外メディアが欧州リーグに渡った「見るべきアジア人選手6人」をピックアップ! 日本代表のふたりも選出

2018年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季からベルギーでプレーしている遠藤、植田が選出

ロシアW杯では残念ながら出番には恵まれなかった”リオ五輪世代”のふたりだが、新天地で着実にステップアップを果たしつつある。 (C) Getty Images

 英国のサッカー専門誌『Four Four Two』のタイ版が、今シーズンからヨーロッパに活躍の場を移したアジア人選手のうち、「注視しておくべき6人」をピックアップして紹介している。

「彼らは、アジアの選手の誰もがヨーロッパでプレーできる可能性を体現した。その事実を目の当たりにし、ぜひ注視しておくべき存在だ」と、選出の理由を挙げている。

 選ばれたのは、ドイツの2部リーグ、ホルシュタイン・キールでプレーする韓国代表のMFイ・ジェソン(26歳)、スコットランドの名門セルティックでプレーするオーストラリア代表の19歳ダニエル・アルザーニ、トルコ1部のトラブゾンスポルでプレーするイラン代表の22歳CBマジド・ホセイニ、イランの世代別代表に選出され、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブでプレーする22歳のDFサデグ・モハラミ。

 そして、彼らとともに選出されたのが、今夏、Jリーグからベルギー1部に移籍した日本代表の遠藤航、植田直通のふたりだ。

 同誌は遠藤について、「25歳のMFは、ロシア・ワールドカップで日本代表に選出された。2017年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝した際には、浦和レッズの主力として活躍。W杯後にジュピラーリーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデン(STVV)に完全移籍した。デビュー戦からいきなりゴールを決め、4試合で2得点と驚くべき結果を残した」と、活躍が期待できると見込んでいるようだ。

 また、植田については「ロシアW杯の日本代表に選ばれた23歳のCBは、Jリーグ・鹿島アントラーズの主力選手だった。遠藤と同じように、W杯後に移籍を決め、今シーズンからジュピラーリーグのセルクル・ブルージュに参加している。まだ試合数は少ないが、身体を張った守備でチームの主力に成長する可能性を秘めている。もっと試合に出なければならない存在だ」と、潜在能力を高く評価されているようだ。

 遠藤、植田ともにロシアW杯の23人に選ばれながらも悔しい思いをした後、海外へ新天地を求めた。遠藤は移籍後すぐに、STVVのレギュラーに定着。植田も第5節までに3試合に出場しており、着々とレギュラーへの道を突き進んでいる。

 海外メディアからも期待されているふたり。しかし、今シーズンのジュピラーリーグでには、他にも5人の日本人選手がプレーしており、彼らの今後にも注目したいところだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事