アジア大会の「決勝は韓日戦」と韓国メディアが予想!「体力的には日本が優位」だが「オーバーエイジは韓国が圧倒」とも

2018年08月29日 ピッチコミュニケーションズ

サウジ戦で2点を挙げた岩崎と2アシストの前田を称賛

2ゴールを決めた岩崎の活躍を評価するメディアが目立った。写真:徳丸篤史

 U-21日本代表は8月27日、アジア大会の準々決勝でサウジアラビアと対戦し、2-1で勝利した。この結果は、韓国でも報じられている。
 
「日本、サウジを2-1で下し4強進出」(『ソウル経済』)
「日本、サウジに完勝しアジア大会4強…中国に勝ったサウジを倒す」(『MBN』)
 
 といった具合で、特にこの日2得点を決めた岩崎悠人と、2アシストを挙げた前田大然に注目するメディアが多い。
 
「"ユウトが2ゴール"日本、サウジに2-1で勝利し4強進出」と題した『sportalkorea』の記事は、31分の岩崎の先制ゴールについて、「GKが出てきたのを見て正確なシュートを放つと、ボールはゴールの隅に吸い込まれた」と報じている。73分の勝ち越しゴールについては、左サイドを突破した前田のクロスが「完璧だった」とし、岩崎のシュートも正確だったと評価した。
 
 また、『OSEN』は先制ゴールの場面に着目。「前田が相手守備との熾烈なボールの奪い合いの末にパスをつなぎ、岩崎が冷静沈着にゴール隅に決めた」と伝えている。

 そのほかにも、「日本の勝利の主役は2ゴールを挙げた岩崎悠人だった」と報じた『THE FACT』など、岩崎と前田の活躍を取り上げるメディアは数多い。
 試合展開を詳しく報じるメディアもあった。
 例えば、『Interfootball』は、「日本が前半から相手を強く圧迫し、先制ゴールを挙げた」と伝え、1-1の同点で折り返した後半にも、日本は攻撃の手を緩めなかったと報道。56分と58分の旗手怜央のシュートが「惜しかった」とし、73分に再びリードされたサウジは「焦って攻撃的になったが、得点を奪えなかった」と綴っている。
 
 そんな韓国メディアの報道のなかでも特に目を引いたのは、日本と韓国が決勝で対戦する可能性に言及した記事だ。
 
 韓国は同日に行なわれた試合でウズベキスタンに勝利。29日にベトナムとの準決勝を控えるなか、「決勝は韓日戦?」(『デイリーアン』)などと伝えるメディアがあるのだ。
 
「韓国・日本の決勝シナリオ"体力は日本が優位…オーバーエイジは韓国が圧倒"」とした『メイル新聞』の記事は、「ベトナムは韓国の格下、日本が対戦するUAEはアジアの強豪とはいえない。韓国と日本が決勝で対戦すると予想される」としながら、決勝で日韓戦が実現した場合、「体力的には日本が優位といわざるをえない」と分析した。
 

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