「ドルトムントに居場所はない」「さよならを言う時」香川真司はやっぱり構想外!? 独紙は今夏退団と予測

2018年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

シャヒンとともに放出候補に

ドルトムントで苦心する香川。はたして、今夏に7年間プレーしたチームを離れるのだろうか。 (C) Getty Images

 やはり日本代表の10番にドルトムントでの居場所はないようだ。

 現地8月26日に行なわれたブンデスリーガ開幕節のRBライプツィヒ戦を4-1と大勝したドルトムント。しかし、その歓喜の中に香川真司の姿はなかった。8月21日のドイツカップに続き、公式戦は2試合連続でメンバー外となっていたからだ。

 今シーズンからリュシアン・ファーブル新監督が就任したドルトムントは、この夏の移籍市場でトーマス・ディレイニーとアクセル・ヴィツェルを補強。中盤に厚みをもたらした。

 クラブの強化が順調に進むなかで、所属7年目となり、ベテランの領域に差し掛かってきた香川は放出候補とされている。一部メディアでは、トルコのベジクタシュが獲得に乗り出していることを報じられ、さらに今月25日には、スペイン紙『el desmarque』が、セビージャが関心を示していることを以下のように伝えていた。

「セビージャはまだ、攻撃の司令塔獲得を模索している。その候補リストには、ドルトムントの29歳、日本人選手のシンジ・カガワの名前がある。セビージャは彼にとても興味を持っており、自分たちの現状と彼が移籍することの重要性について伝えたいと考えているようだ」

 このほかにもリーグ・アンのマルセイユ行きが伝えられるなど、あらゆる情報が錯そうしている香川だが、いずれにしてもドルトムントに残るという選択肢はないようだ。ドイツの全国紙『Bild』は、「2人のスターにさよならを言う時が近づいている」と銘打ち、今後の香川の去就を予測した。

「ドルトムントの人員整理はいまだ終わっていない。まだ、カガワとヌリ・シャヒンの売却が済んでいないからだ。ディレイニー、ヴィツェル、そして再び覚醒しているダフードを重宝しているファーブルのチームに2人の居場所はなく、クラブは今夏の移籍市場が閉じる前に放出したいと考えている。

 カガワへは最近になり、スペインとフランス、そしてトルコのクラブから熱烈なオファーが舞い込んでいると報じられたが、いずれのクラブも同選手と2020年6月までの契約を結んでいるドルトムントを納得させられるだけの移籍金を提示できていない。しかし、近いうちにいずれかと契約を結ぶことは十分に考えられる」

 29歳となり、選手として円熟期を迎えている香川。日本代表を支えるMFは、新たな活躍の場を見出すことができるのか。その去就報道が、いよいよ熱を帯びてきた。
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