解任も噂されるモウリーニョ監督、“メディア置き去り”の定例会見を「259秒」で終える…

2018年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「君たちは悲観的だ。私はそうじゃない」

苦境に立たされているモウリーニョ監督。写真は開幕戦(レスター戦)の前日会見。 (C) Getty Images

 進退が騒がれたり、内紛報道が絶えないことで、苛立っているのだろうか……。
 
 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が8月24日、定例会見を予定より30分早くに始めた。英「BBC」によれば、多くのメディアが、わずか4分19秒で終了した会見に出席できなかったようだ。
 
 プレミアリーグ2節でブライトンに敗れて以降、ユナイテッドは不穏な空気に包まれている。モウリーニョ監督がシーズン中に解任される可能性が取り上げられ、補強を巡るエド・ウッドワードCEOとの対立も取り沙汰されてきた。
 
 BBCによると、モウリーニョ監督は「書かれていることの10パーセントも知らない」とコメント。「私は質問に答えるのに適した人間ではない」と、報道を見聞きしていないと強調している。
 
 その上で、ウッドワードCEOとの関係を問われると、モウリーニョ監督は「もちろん、何も問題はない」と確執を否定。対立報道は黒星に対するオーバーリアクションか? との質問にも、「君たちは悲観的だ。私はそうじゃない」と答えるに止まった。
 
 また、ブライトン戦後のポール・ポグバの自己批判についても、「説明が欲しければ、ポールを捕まえて彼に聞くべきだ」と一蹴。パフォーマンスが批判されたエリック・バイリーとヴィクトル・リンデロフの成長に関する質問にも、「君らとは、私の選手について分析することはしない」と返している。
 
 今週末(27日)の相手は強敵トッテナム。このタイミングでの対戦が良かったか問われると、モウリーニョ監督は、「全てのチームと対戦しなければいけない。いつが適したタイミングかは分からないね。今がそのタイミングということだ」と述べた。
 
「もちろん、難しい試合だ。相手は昨シーズンのトップ4のチームだからね。難しい試合だよ」
 
 わずか259秒で会見を終えた指揮官は、トッテナム戦の結果次第で多くを語るようになるのだろうか。
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