【鹿島】磐田戦のドローに、負傷中の昌子源は何を思う? 気になる復帰時期は?

2018年08月25日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「明日やろうかな」。だが、焦りは禁物だ

負傷した左足の治療期間は約3週間の見通しだったが、昌子の感触としては「もうちょっとかかるかな」という。写真:徳原隆元

 クラブのリリースによれば、治療期間は「約3週間」だった。
 
 7月25日のJ1リーグ14節のC大阪戦で負傷。左足関節捻挫の診断が下され、懸命のリハビリを続けてきたが、約1か月後の同24節・磐田戦にも、昌子源の名前はメンバーリストに記載されていなかった。
 
 昌子自身の感触としては、「もうちょっとかかるかな」。不動のディフェンスリーダーの復帰は、どうやらまだ先になりそうだ。
 
 磐田戦は71分の犬飼智也の移籍後初ゴールで先制し、1-0で終盤を迎え、今季初の3連勝まであと少しだった。だが、アディショナルタイムのPKによる失点で追いつかれて、結局、1-1のドローに終わった。
 
 勝負強さが専売特許でもある鹿島からすれば、勝てる試合だったはずだ。"らしくない"戦いぶりとも言える。昌子も歯がゆい想いだっただろう。
 
「こういう試合を見ると、まだ痛みはあるけど、明日やろうかな、とも考えてしまう」
 
 実際にピッチに立てないだけに、必要以上に責任を感じているに違いない。ともすれば、「不甲斐ない」と自らをなじっているかもしれない。早くチームの助けになりたいと、焦燥感に駆られてもおかしくはない。
 
 だが、焦りは禁物だ。下手に復帰を急げば、余計に怪我が長引く可能性はある。
 
 今は治療に専念し、万全の状態で戻ってきてほしい。リーグ戦での巻き返しはもちろん、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯も残されている。
 
 夏が終われば、よりシビアな戦いが待っている。その時、これまでの鬱憤を晴らすような勇ましいプレーで、チームに勝利をもたらしてほしい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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