挑戦するのは欧州サッカーだけでなく!? 大学随一の“攻撃的SB”小池裕太が「セブンサムライ」の仲間入り!

2018年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

大学ナンバーワンSBとの呼び声も高かった

数が少なく需要が高いレフティーのSBは、向上心の強いタイプで、ベルギーでの活躍にも期待が高まる。 写真は公式ツイッターより

 ジュピラーリーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデン(STVV)が4人目の日本人選手として、流通経済大学に在学中の小池裕太の獲得を発表した。

 小池は、アルビレックス新潟ユース出身の21歳。今夏はポルトガル1部のポルティモネンセのキャンプに参加、現所属の中島翔哉とともにテストマッチに出場して得点を挙げる活躍もみせたが、契約には至らず、今後の動向に注目が集まっていた。

 ベルギーの全国紙『Standaard』や『HLN』は、「STVVが4人目の日本人を勝ち取った」と見出しを打ち、移籍決定を報道している。

 STVVには現在、DF冨安健洋、DF遠藤航、MF関根貴大が所属しており、日本人選手は4人目となる。欧州の主要な1部リーグのチームで、日本人が4人同時に在籍するのは初めてのことである。

 久保裕也は先日、ヘントからニュルンベルクへ移籍(レンタル)したが、小池が参戦したことで、今シーズンのジュピラーリーグには、STVVの4選手に加え、森岡亮太(アンデルレヒト)、植田直通(セルクル・ブルージュ)、豊川雄太(オイペン)を含めた7人の日本人選手が所属する。
 

 「セブンサムライ」の仲間入りを果たした小池は、日本人のプロでも数少ない左利きのSBで、ユース所属時代から評価が高く、即プロ入りも有力視されていた。

 その後、紆余曲折があってプロ入りを断念し、流経大進学を選択したが、2年生時には鹿島アントラーズの特別指定選手に登録され、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)に出場。持ち味は、ダイナミックかつアグレッシブな攻撃的なプレーと、正確なクロスだ。

 さっそく現地で練習に参加している小池は、ベルギーメディア『HBVL』の取材に応じ、「チームに日本人がいるということも、このチームに来ようと決めた理由のひとつ」と加入の理由を明かした。また、海外で一人暮らしをすることになるため、「料理に挑戦します。スパゲティを作ることができたら幸せ」と語っている。

 ジュピラーリーグ開幕後、シント=トロイデンは4試合4得点ながらすべて引き分けに終わっている。小池の存在が、クラブに刺激を与えられるだろうか。
 
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