【U-20女子W杯】ヤングなでしこが初の決勝進出!“植木&遠藤弾”でイングランドを撃破

2018年08月21日 サッカーダイジェスト編集部

終盤の猛攻も凌ぎ切る

日本に勢いをもたらしたのが植木(19番)。巧みなシュートで先制点を決めた。(C)Getty Images

[U-20女子ワールドカップ 準々決勝] イングランド0-2日本/8月20日/Stade de la Rabine
 
"ヤングなでしこ"ことU-20日本女子代表が、フランス・ワールドカップ準決勝でイングランドと対戦。2-0で勝利し、見事に初の決勝進出を果たした。
 
 準々決勝でドイツを3-1で下したヤングなでしこは、その試合からスタメン1名を変更した4-4-2システムでイングランド戦に臨む。GKはスタンボー華、最終ラインは右から宮川麻都、高橋はな、南萌華、左SBはドイツ戦の北村菜々美に代わり宮川麻都。2ボランチに林穂之香と長野風花、右サイドハーフには宮澤ひなた、左サイドハーフには遠藤純を配置。2トップには宝田沙織、植木理子が入った。
 
 最初に決定機を作ったのは、イングランドだった。2分に日本は左サイドを突破されて、痛烈なシュートを打たれる。しかし、ここはGKスタンボーの好セーブで凌いだ。
 
 すると、徐々に日本がペースを握り始める。22分に遠藤のパスを受けた植木が巧みなターンで相手をかわすと、鋭いミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。
 
 先制に成功した日本はさらに27分に、遠藤純のゴールで追加点を奪う。植木のシュートがバーに弾かれたところに詰めた見事な得点だった。
 
 後半になっても、イングランドに流れを渡さない。テンポの良いサイドアタックで度々チャンスを作り出していく。63分には植木の突破からゴールに迫れば、遠藤と宮澤の巧みなドリブルでサイドを打開していった。
 
 終盤にはイングランドの猛攻を受けるも、キャプテンの南や、高橋を中心に反撃弾を許さず。2点のビハインドを守り切ったヤングなでしこが、史上初の決勝進出を決めてみせた。

  池田太監督は「焦れずにボールを握れた。先に点を取れたことが大きかった」と試合を振り返った。
 
 決勝戦は8月24日の26:30キックオフ(日本時間)。初優勝を目指し、もう一方の準決勝フランス対スペインの勝者と戦う。
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