トップ下でフル出場の柴崎岳、質の高い長短パスを繰り出すもヘタフェはマドリーに完敗

2018年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘタフェは現欧州王者の前に一方的な展開を強いられ…。

アウェーのマドリー戦でフル出場を果たした柴崎。次節以降もトップ下の定位置を守れるのか。(C)REUTERS/AFLO


 現地時間8月19日に実施されたリーガ・エスパニョーラ第1節、レアル・マドリー対ヘタフェは2-0でマドリーが勝利を収めた。

 スペインの『Marca』紙らがベンチスタートを予想していたヘタフェの柴崎岳は、トップ下で先発出場。ロシア・ワールドカップでもファンを魅了した広い視野からの長短パスを随所で披露した。

 しかし、相手はマドリー。エースのクリスチアーノ・ロナウドが抜け、ルカ・モドリッチ、カゼミーロ、ラファエル・ヴァランヌらがベンチスタートだったとはいえ、ゲーム展開は一方的だった。

 前半を終えた時点でのスコアは1-0だったが、ボールポゼッションはマドリーが74%で、シュート数はマドリーの4本に対してヘタフェはゼロ。柴崎のパスそのものにはスピード感と意外性があり、クオリティーの高さが感じられたものの、そのパスが次のアクションを生むことはなく、供給された先でことごとく潰された。
 
 一方、20分にダニエル・カルバハルの巧みなヘッドで先制したマドリーは、51分にもCBジェネのミスを衝いたマルコ・アセンシオが左サイドからクロスを送り、ガレス・ベイルが難なく押し込んで差を2点に広げた。

 そして71分、マドリーがダニ・セバジョスに代えてモドリッチを投入すると、試合はさらに一方的に。結局、90分の間にヘタフェが放った枠内シュートは1本。今夏にエイバルから獲得したイバン・アレホが右からチャンスを作ったものの、最後まで現欧州王者を慌てさせることはできなかった。
 
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