【移籍市場超速報】ナポリがミチュを獲得、スペイン王者A・マドリーはアドリアンをポルトへ放出

2014年07月11日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

買い取りオプション付きのレンタルでミチュがナポリへ。

1・5列目から飛び出すタイミングの感覚が抜群で、左足やヘッドで正確にゴールを射抜くミチュは、非凡なスコアラー。昨年10月には27歳で待望のスペイン代表デビューを果たす。 

【ナポリ】ミチュの獲得が確実に
 
 この夏最初の大物獲得が決まる。スウォンジーでプレーするスペイン代表のアタッカーのミチュを、買い取りオプション付きレンタル(移籍金1000万ユーロ=約14億円)で獲得することでクラブ間の合意がほぼ成立した。詳細を詰めて数日のうちには正式発表の運びとなる。
 
【アトレティコ・マドリー】アドリアンがポルトに移籍
 
 マリオ・マンジュキッチの獲得が決まったアトレティコ・マドリーは、ジエゴ・コスタに続いてアドリアン・ロペスの放出にも踏み切った。移籍先はポルト。移籍金は1500万ユーロ(約21億円)前後と見られる。
 
【ミラン】ラメラ獲得は噂のみ
 
 ミランが、トッテナムでプレーするアルゼンチン代表のエリク・ラメラに興味を持っているという情報が数日来流れているが、いまのところ具体的な動きは出ていない。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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