「俺だって言えないことはある…」 マンU退団の噂が絶えないポグバが意味深発言で物議を醸す

2018年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョとの対立関係が浮き彫りに!?

モウリーニョ(右)との関係悪化が指摘されるポグバ(左)。今回の発言は、そうしたことへの不満が表われたということなのだろうか。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MF、ポール・ポグバが言い放った意味深な発言が物議を醸している。

 現地8月10日、本拠地オールド・トラフォードでのプレミアリーグ開幕戦でレスターと対戦したマンチェスター・Uは、2-1と勝利して上々のスタートを切った。

 この試合の後で浮かない表情を浮かべたのが、キャプテンマークを巻き、PKで先制ゴールを決めたポグバである。

 ジョゼ・モウリーニョ監督の守備を重んじる采配に不満を抱いているとされるポグバは、昨シーズン、チャンピオンズ・リーグで敗退を喫したセビージャ戦後など、このポルトガル人監督から複数回にわたって公然と非難されたことで、チームに嫌気がさしていると、メディアでは噂されてきた。

 今夏には、バルセロナや古巣ユベントスへの移籍交渉を進めるよう、代理人であるミーノ・ライオラに求めたことが複数のメディアで報じられるなど、ポグバは渦中の人物となっている。

 そしてレスター戦後、英衛星放送「Sky Sports」のインタビューに対して、「俺にも言えないことはある」と、意味深な発言をしたのだ。

「今の状況について、俺には言えることと、言えないことがある。それを口にしてしまえば、チームから罰金を科されることになるだろう。当然、信頼された時は自信を持てるし、全てのことがより簡単になるはずなんだ。だから俺は、常にファンのため、チームメイトのため、そして俺を信頼してくれている全ての人々のために、全力を尽くしている」

 モウリーニョ政権下にあるチームに対する不満とも取られかねない発言を受け、英紙『The Guardian』は、「25歳のポグバは、ユベントスから世界最高額の移籍金で舞い戻ってから2年で、エド・ウッドワード代表取締役に『クラブを去りたい』と伝えたとされているが、その理由はやはり、モウリーニョとのアンハッピーな緊張関係にあるようだ」と、芳しくない指揮官との関係性に言及した。

 8月9日で今夏のプレミアリーグの移籍市場はクローズしたため、マンチェスター・ユナイテッドがポグバを安易に手放すことは考えにくい。だが、今後もポグバが同様の発言を繰り返した場合、チーム作りにおいて自らへの忠誠を重んじるモウリーニョが、彼を構想外とする可能性は十分にある……。
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