マウコム、土壇場でのバルサへの鞍替えはローマへの仕返し? 代理人が明かす

2018年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ローマは我々に良くない振る舞いをした」(マウコム代理人)

ローマを蹴ってバルサに入団した21歳のマウコムは、右ウイングでの起用が予想されている。(C)Getty Images

 ローマのサポーターは、この夏ボルドーからバルセロナに移籍したマウコムを非難している。一時はローマとボルドーが移籍合意を発表したにもかかわらず、土壇場でバルサに鞍替えしたからだ。

 ローマのモンチSDは、合意後にバルサからのより高額なオファーを受けたボルドーを批判し、法的措置を取る可能性にも言及した。ローマのジェームズ・パロッタ会長は、バルサから謝罪があったとしつつ、「リオネル・メッシを売ってくれない限り受け入れない」と述べている。
 
 だが、マウコムの保有権を持つ会社『Elenko』の代理人であるレオナルド・コルナチーニは、イタリア『TuttoMercatoWeb』で「我々に対するローマの振る舞いが良くなかったから、というのが真実だ」と、原因がローマ側にあると明かした。

「我々は(この夏ローマがパルメイラスから獲得した)ダニエウ・フザトの取引で動いていた。この21歳のブラジル人GKは、うちが保有権を持つ選手なんだ。だがローマは、別の代理人に今回の移籍話をまとめさせた。我々はその代理人と何かあるわけではないがね。それははっきりさせておいたほうが良いだろう」

 つまり、フザト移籍時のローマの行動が、マウコムの代理人の怒りを買ったというのである。『TuttoMercatoWeb』から「仕返しなのか?」と尋ねられると、代理人のコルナチーニは「そのとおりだ」と答えた。

「言いたくはないが、そういうことだ。フザトの取引の10日前に、ローマは我々に対して良くない振る舞いをした。それで我々も行動を変えたんだ。我々に対する態度から、マウコムと一緒に、最善の行き先はローマではないと決断した。それに、マウコムの取引にだって、ローマは別の仲介役を絡ませていたんだ。とにかく、いまマウコムはバルセロナの新戦力となって喜んでいる」

 コルナチーニの主張に対し、ローマ側は何か反論するだろうか。
 
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