3連勝の名古屋、風間監督が挙げた鹿島戦の勝因「素晴らしい戦いをできたのは…」

2018年08月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

試合後には感謝を口にする

チームを3連勝に導いた風間監督。試合後には選手たちと喜びを分かち合った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ21節]名古屋4-2鹿島/8月11日/豊田
 
 今夏の新戦力がデビューした17節の広島戦から2勝1分と好調を維持する名古屋は、ホームで迎えた鹿島戦にも4-2で勝利。今節、残留争いのライバルであるG大阪と鳥栖も白星を挙げたため、最下位脱出とはならなかったが、連勝を3に伸ばした。
 
 試合後に笑顔を見せた風間八宏監督は、2度、同点に追い付かれながら、勝ち切ったチームのパフォーマンスを評価し、さらにクラブ歴代最多、豊田スタジアムのゲームとしても過去最多となる43,579人の観衆が集まったことにも感謝の意を示した。
 
「まずは43,000人を超えるお客さんが入ってくださったことは本当に凄いことだと思います。そして一緒に戦ってグラウンドを作ってくれたすべての人に感謝したいです。だからこそ、素晴らしい勝ち方をできました。
 
 僕は普段言いませんが、レフェリーのジャッジはなかなか納得できるものではありませんでした。しかし激しいというかアフターのタックルに屈せずに選手たちは最後まで戦って差を付けてくれました。素晴らしい勝ち方だったと思います。このチームが、そして選手一人ひとりが逞しくなったことを証明できました」
 
 そしてこう続ける。
 
「改めてグラウンドは選手だけで作るものではないと感じました。皆一緒になって、クラブのスタッフも地域の人たちも皆、協力してこのグラウンドを作りたいという願いがありました。今日のスタジアムの雰囲気は人の力以外のなにものでもありません。このなかで勝ったことは誇りに思って良いですし、さらに期待されるので、もうひとつ上に行きたいです」
 
 クラブの歴史を変えた一戦で会心の勝利を掴んだ名古屋は、さらなる勢いを手にしたように見える。次節、まずは目標としている降格圏脱出を果たせるか注目だ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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