プレミアリーグの移籍期限が終了! 気になる「移籍金トップ10」はどうなった?

2018年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

マージ―サイドの2強が精力的に

左上から時計回りにマハレズ、フレッジ、アリソン、アリサバラガ。プレミアの新天地で飛躍を期す実力派たちだ。(C)Getty Images

 欧州各国のどのリーグにも先駆けて、8月9日に移籍期限最終日を迎えたのがイングランド・プレミアリーグだ。
 
 ロシア・ワールドカップを受けての今夏の移籍市場だったが、英公共放送『BBC』の言葉を借りれば、「かなり穏やかで買い控えが相次いだ」。プレミア全20クラブが投じた強化費は12億ポンド(約1800億円)と世界を見渡せばダントツの数値ながら、昨年よりも下落。8年連続での最高値更新とはならなかった。
 
 その流れを受けて、8月9日午後5時のタイムリミット目前になっても、いわゆる超ワールドクラスの釣り上げはゼロ。フルアムやエバートン、ウェストハムといった中堅の積極策が目を引き、矢継ぎ早に即戦力を買い漁った印象だ。一方でトッテナム・ホットスパーは今夏の新戦力はひとりもおらず、一線級のCB確保に邁進していたマンチェスター・ユナイテッドも最終的に「デッドライン獲得」に至らなかった。

 
 この夏を象徴しているのが移籍金トップ10の顔ぶれで、なかなか渋い面々が並んだ。1位はGK史上最高額の移籍金となったケバ・アリサバラガの7100万ポンド(約106億5000万円)。レアル・マドリーに旅立ったティボー・クルトワの後釜として、チェルシーがアスレティック・ビルバオから迎え入れた守護神だ。現在23歳と若く、近未来のスペイン代表を背負って立つ逸材と期待されている。2位は念願のマンチェスター・シティ入団を果たしたリャド・マハレズ(レスター・シティから)の6000万ポンド(約90億円)で、3位にはそのシティからチェルシーが"強奪"したジョルジーニョ(ナポリから)の5700万ポンド(約85億5000万円)が続いた。
 
 マージーサイドの2強が鎬を削った夏でもあった。今回のトップ10にリバプールは3選手が、エバートンは2選手がランクイン。ともにスカッドをスケールアップさせているだけに、新シーズンのダービーマッチはさらなる盛り上がりを見せそうだ。メガクラブでもっとも大人しかったのはアーセナルで、ウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(サンプドリアから)に2600万ポンド(約39億円)を投じたのが最高額で、惜しくもトップ10入りを逃している。
 
 以下が、2018-19シーズンのプレミアリーグ「移籍金トップ10」だ。
 
1位:ケバ・アリサバラガ(GK/チェルシー←A・ビルバオ) 7100万ポンド
2位:リャド・マハレズ(MF/マンチェスター・C←レスター) 6000万ポンド
3位:ジョルジーニョ(MF/チェルシー←ナポリ) 5700万ポンド
4位:アリソン(GK/リバプール←ローマ) 5580万ポンド
5位:ナビ・ケイタ(MF/リバプール←RBライプツィヒ) 5000万ポンド
6位:フレッジ(MF/マンチェスター・U←シャフタール) 4700万ポンド
7位:ファビーニョ(DF/リバプール←モナコ) 3900万ポンド
8位:フェリペ・アンデルソン(MF/ウェストハム←ラツィオ) 3600万ポンド
9位:リシャルリソン(MF/エバートン←ワトフォード) 3500万ポンド
10位:ジェリー・ミナ(DF/エバートン←バルセロナ) 2700万ポンド
※1ポンド=約150円
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