チェルシーがマドリーとの大型取引を発表! クルトワを売却してコバチッチを1年レンタルで獲得

2018年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに練習をボイコットした二人を…。

プレミアリーグの移籍市場のクローズ直前にコバチッチ(左)とクルトワ(右)の大型取引が決定した。 (C) Getty Images

 プレミアリーグの移籍市場のデットラインが翌日に迫るなか、チェルシーが大型取引を成立させた。

 現地時間8月8日、チェルシーはベルギー代表GKティボー・クルトワのレアル・マドリーへの移籍に関してクラブ間で合意に達したことと、クロアチア代表MFマテヤ・コバチッチの獲得を公式サイトで発表した。

 かねてからマドリー行きが噂されていたクルトワだったが、拒否の姿勢を貫くチェルシーに業を煮やして今月6日からチーム練習を無断でボイコット。自身の念願を叶えるために強硬手段を取っていた。

 アトレティコ・マドリーでの武者修行を経て2014年8月に復帰してから守護神として活躍してきたクルトワが"不満分子"となってしまったことで、チェルシーは代役確保を急ぎ、アスレティック・ビルバオからスペイン代表GKケパ・アリサバラガの獲得(※メディカルチェックを残すのみ)を決定的にし、ついに退団を容認した。

 チェルシーの公式サイトの発表では、「クルトワの契約に関し、マドリーと完全移籍で合意した。あとは、個人条件とメディカルチェックを残す段階である」とされている。一方のマドリーは公式サイトで、「我々はクルトワの取引に関してチェルシーと6年契約で合意した。9日にメディカルチェックを済ませた後、サンチャゴ・ベルナベウで入団会見を行なう」と発表している。

 そしてチェルシーは同時に、マドリーから逆にコバチッチを獲得したことも発表している。こちらは経緯などの詳細は発表されていないものの、「1年ローンでの加入合意に至った」と紹介されている。

 コバチッチもまた、出場機会を得られないことに不満を抱き、クルトワ同様に移籍を求め、今月6日から練習をボイコットしていた。英衛星放送「Sky Sports」によれば、8日の午前中にはロンドン入りしてメディカルチェックを済ませ、今回のスピード契約にこぎつけていたようだ。
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