ミラン クロアチア代表ヴルサリコを獲得。前線の補強はコロンビア代表J・マルティネスが浮上

2014年07月08日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

バロテッリの後釜候補としてマンジュキッチの名前も。

両足が使えて、左右を問わずに機能するヴルサリコは、22歳で伸びしろも十分。ミランにとって貴重な戦力となるはずだ。 (C) Getty Images

 ケビン=プリンス・ボアテング、ステファン・エル・シャーラウィなど過去に何度も重要なオペレーションを成立させてきたミランとジェノアの間で、新たなディールがまとまった。クロアチア代表のシメ・ヴルサリコとアレッサンドロ・マトリの交換だ。
 
 ミランは、フィリッポ・インザーギ新監督の構想から外れたマトリ(昨シーズン後半はフィオレンティーナにレンタル)を、広州恒大への移籍が決まったアルベルト・ジラルディーノの後釜としてジェノアに提供(レンタル)、ジェノアからワールドカップで活躍したSBのヴルサリコを獲得した。
 
 ヴルサリコの移籍形態はまだ確定しておらず、年俸の負担割合についても議論の余地が残されているが、移籍の基本線について合意が成立した。
 一方、ミランのメルカート(移籍マーケット)における最大の注目ポイントは前線だ。マリオ・バロテッリの去就、インザーギが導入を目論む4-3-3に不可欠なウイングの獲得などテーマは複数に渡る。
 
 CFに関しては、バロテッリを放出する場合、後釜候補としてクロアチア代表のマリオ・マンジュキッチ(バイエルン)、コロンビア代表のジャクソン・マルティネス(ポルト)などの名前が噂に上っている。
 
 ウイングは、すでに獲得に動き出しているファン・マヌエル・イトゥルベ(ヴェローナ)に加え、マテュー・ヴァルビュエナ(マルセイユ)、アントワン・グリーズマン(R・ソシエダ)のフランス代表コンビ、さらにはアレッシオ・チェルチ(トリノ)の名前も取り沙汰されている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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