大迫勇也、ブレーメン入団会見で「ゴールも決めたいし、アシストもしたい」と “マルチ活躍”宣言!

2018年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゴール前では常に危険な選手」と監督が絶賛

ロシア・ワールドカップではワントップとして奮闘した大迫。「ゴールにこだわりたい」と、新天地での活躍を誓った。 写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 ブレーメンに新加入した日本代表FW、大迫勇也が現地7月29日に入団会見を行なった。これまで明らかにされていなかった背番号は、「8」に決まった。

 同チームに日本人が在籍するのは、元日本代表FWの奥寺康彦が1981~85年にプレーして以来となる。会見では"大先輩"に関する質問が飛び、大迫は「とても素晴らしい選手なので、同じクラブでプレーできることを誇りに思います」と答えた。

 会見に同席したフロリアン・コーフェルト監督は大迫に対し、手放しの称賛を送っている。

「ユウヤはどんなに厳しい状況でも、自ら打開する力がある。非常に高い技術を持ち、どうすればスペースを勝ち得るかという方法を知っている。前に進むために必要なことに、柔軟に対応できるので、我々が必要だと思っているものを、彼がブレーメンに持ち込んでくれるだろう。

 相手チームにとっては、ユウヤがゴール前にいることが脅威になるだろう。ブンデスリーガでの経験も豊富で、試合を動かす力がある。彼が隣にいてくれることが、本当にうれしいよ」

 このコーフェルト監督の惚れ込みようも、大迫が移籍を決断する大きな要素になったようだ。

「監督は(移籍を決めた)とても大きな要素です。彼は、僕の何に期待しているか話してくれた。このクラブのために全力を尽くしたい。

 僕はCFでもトップ下でもプレーできますが、最終的に決めるのは監督なので。試合に出る準備はできていますが、100%の状態になる前に2試合はこなすことになると思います。(ホームスタジアムの)ヴェーザーの雰囲気は素晴らしいです、ファンのパワーを感じます」

 また、新シーズンへの意気込みとして「ゴールを決めたいし、アシストもしたい。なにより、ファンのために全てを捧げたい。背番号にこだわりはありません。ゴールのことだけを考えています」と、力強く語った。

 気になるデビュー時期について、コーフェルト監督は「合流が遅れたほかの選手と同様、まず個別練習からこなしてもらうことになる。しかし、それも今日で終わりだ。明日からのテストマッチに帯同してもらい、起用することになるだろう」と話している。

 ブンデスリーガは8月24日に開幕し、ブレーメンは25日にホームでハノーファーと対戦する。ハノーファーに新加入した原口元気、浅野拓磨との日本人対決にも、注目が集まるだろう。

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