「10万人が驚嘆」「只者じゃない」」マンU戦で圧巻のゴラッソを決めたシャキリに賛辞続々!

2018年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロップはシャキリとのエピソードも明かす

リバプール移籍後初の試合で、鮮烈な輝きを放ったシャキリ。宿敵マンUを相手に、見事なゴラッソを決めた。 (C) REUTERS/AFLO

 今夏にリバプールへ移籍したスイス代表MFジェルダン・シャキリが、現地時間7月28日にアメリカのミシガンで行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のマンチェスター・ユナイテッド戦(4-1)で、鮮烈なデビューを飾った。

 先のロシア・ワールドカップ(W杯)でも、スイス代表の中核を担い、グループリーグの第2戦のセルビア戦(2-1)では決勝ゴールを奪うなど、強烈なインパクトを残したシャキリは、大会後に1300万ポンド(約19億円)でリバプール移籍を果たした。

 そのデビュー戦の相手は、奇しくもリバプールの宿敵マンチェスター・U。チームに合流してからわずか4日のシャキリだったが、その状況に奮い立った。そして、後半開始と同時にピッチに立った韋駄天は、試合終了間際の82分、左サイドからのクロスを豪快なバイシクルで合わせて決めた。

 まさしく、挨拶代わりの一発を鮮やかに決めたシャキリのゴラッソには、多くの賛辞が寄せられている。

 リバプールのドイツ人監督ユルゲン・クロップは、このニューカマーを激賞し、さらにシャキリのタフさを物語るエピソードを明かした。

「クラブに来てからまだ4日で、ウチのプレースタイルにこんなに適応するなんて只者じゃないね。正直言って、予想以上の出来だ。

 たしか、W杯が終わって1週間経った頃だったと思う。シャック(シャキリ)は契約が決まった時に、『リバプールに残って、すぐにトレーニングをしたい』と言っていたんだ。あれには驚いた。私は『ノー』と言って、彼にバカンスをするように告げたんだ」

 また、地元紙『Liverpool Echo』も手放しで褒めちぎっている。「シャキリは夢のような形で、リバプールでのキャリアをスタートさせた」と綴った同紙は、さらに次のように続けている。

「相手はマンU、しかもスタンドには10万1000人を超える大観衆が詰めかけていた。そんななかで、シャキリは素晴らしい輝きを放ち、観衆を脅かせ、夢のようなデビューを飾ったのだ。リバプール移籍時には、元マンUの解説者ガリー・ネビルから痛烈な批判を浴びたが、そんな耳障りな声を一蹴してみせた」

 プレシーズンマッチとはいえ、十分すぎるプレーで見事に周囲を唸らせたシャキリ。8月12日に行なわれるウェストハムとのプレミアリーグ開幕戦を前に、期待値は高まるばかりだ。

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