森保新監督の御前試合で仙台のリオ世代が躍動!! セレッソ丸橋は高精度の左足で2ゴール!!

2018年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合は白熱の攻防の末に、丸橋のAT弾で2-2ドロー決着!!

仙台の西村が森保新監督の前で大きなアピールを見せた。写真:早草紀子

 日本代表、森保新監督の御前試合となったベガルタ仙台とセレッソ大阪の一戦は、白熱の点の取り合いの末に、2対2のドロー決着となった。

 まず輝きを放ったのは、アウェー・C大阪の丸橋祐介の左足だった。11分、敵陣中央からのセットプレーで丸橋がゴール前に精度の高いクロスを入れると、これを山村和也の頭をかすめて、そのままゴール。C大阪が先制した。

 一方の仙台はリオ五輪世代のふたりが躍動。30分、左サイドからドリブルで持ち込んだ中野嘉大からのクロスに、ゴール前に走り込んだ西村拓真が難しい態勢ながらゴールに押し込んだ。仙台が21歳のストライカー、西村の同点弾で追いつき、前半を終了する。

 後半も互いにチャンスを作り出し、白熱の攻防を見せる。そして均衡が破れたのは終盤の84分、CKからの流れで永戸勝也が精度の高いクロスボールを放り込む。これが飛び込んだ蜂須賀孝治の頭にドンピシャで合い、豪快にネットを揺らす。仙台が勝ち越しに成功する。

 試合はこのまま仙台が逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイムの4分過ぎ、C大阪はGKキム・ジンヒョンのロングフィードからゴール前に押し込むと、最後はボールを受けた丸橋が鮮やかなターンから、左足を振り抜く。シュートは、相手DFの足に当たりながらも、ゴールに吸い込まれた。C大阪が土壇場で同点に追いつく。

 試合は、このまま2対2で終了。仙台が勝点2を取りこぼし、C大阪はなんとか敗戦を免れる"痛み分け"に終わった。日本代表監督の前で、ホームの仙台は21歳の西村、25歳の中野、23歳の永戸ら、リオ五輪世代の若い選手たちが躍動。一方のC大阪は、杉本健勇、高木俊幸ら前線の選手が不発。左SBの丸橋の左足が際立った。
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